応援コメント

68 女を縛る血の鎖」への応援コメント

  • この小鈴さんのエピソードは、本当に身につまされる話で……。
    昔は「女は三従」なんて言ったそうですが、実家と嫁ぎ先に雁字搦めにされ、子を産むことだけを存在意義として求められる時代が……何も高貴な人に限った話でもなく、ほんの少し前まで普通にあったのですよね。
    陛下の気紛れな(?)御渡りで、それまで抱くことのなかった望みが湧き上がってしまったというのも、なんとも残酷な話で。想像懐妊に至るほどの重圧に苛まれていた小鈴さん、やったことは過ちでも、幾許かの同情を禁じえません。
    それでも、雪梅嬪の気風の良さに救われましたね。その雪梅嬪とて、慧玲ちゃんに救われた経験がなければこうも優しい対応にはならなかったかもしれず。慧玲ちゃんの行いが着実に周囲の人を変えている物語、やはり熱いです。

    作者からの返信

    板野かもさま

    「女は三従」儒教の言葉ですね。仏教だと「女は三界に家なし」というのもありますね。後宮の飾り物であった女たちが今後どのようにかわっていくのか、というのも今後も課題にしたいなあとおもっております。
    皇帝陛下は……すでに後宮のほとんどの妃妾に手をつけて、今度は女官めぐりまではじめているかんじですね(苦笑) かといって皇帝陛下は別に女遊びが御好きというわけではないので、よけいに誰も幸せになっていないかんじがあります。
    慧玲との係わりも雪梅嬪によい影響を与えているのでしょうね(*^^*) 
    慧玲そのものが後宮の薬になっていけばいいなあとおもっております

  • 雪梅嬪……。信じていた女官に毒を盛られていたなんてショックでしょうね。
    でも小鈴も酷い環境で育ってきたので同情してしまいます……。家族から出世の道具として使われるのが嫌だったのに、我が子を道具とみなしてしまっていたというのが、虐待の連鎖という感じでいたましいです。
    この時代の貧しい家の女性が人生を変えようと思ったら、玉の輿に乗るくらいしか方法がないのだと思うと切ないですね……。

    毒の主は誰なのでしょうね。やたらと皇后さまを疑ってしまっていますが💦、貴宮の女官の筆跡ではなさそうなのですね。

    作者からの返信

    松宮かさねさま

    小鈴は第一部から登場していて、いつかは彼女の経緯も書きたいなあとおもっていたので、こうして綴れて嬉しかったです。後宮というものがあった、というだけでも、女が女だという理由で侮られ、物として扱われていた時代ですものね……雪梅嬪も段々と姉御化していて、私としては嬉しいです。
    誰が毒を盛らせた首謀者なのか……まもなく明かされますよ(n*´ω`*n)