概要
【連載再開】「きっと、人間として死ねるから」精霊の力を巡る運命の物語
連載再開キャンペーンにつられて復帰しました。
【あらすじ】
四大元素に基づく魔法が存在する世界。
元・西の帝国将軍のルドルフ・アインハードは、旧友の誘いを受けて南にあるファキール王国に向かう旅の途中、立ち寄った港町で少女を助ける。フード付きのローブをまとい、自身の身長よりも長い杖を持つ少女・モノは旅の途中のようであった。
自分と同じく南に向かうというモノと共にファキール王国の王都ファキーリアへと到着したルドルフは、旧知の仲である騎士団長エデルから王子・アルラーシュの身の回りを密かに警護するよう依頼される。
王子は十六歳の誕生日を控え、王都ではその祝祭のための準備が進められていた。
一方モノは、自身の旅の目的である火の大精霊の手がかりを求め、王都での探索を続けていた。彼女は二十年前の戦争
【あらすじ】
四大元素に基づく魔法が存在する世界。
元・西の帝国将軍のルドルフ・アインハードは、旧友の誘いを受けて南にあるファキール王国に向かう旅の途中、立ち寄った港町で少女を助ける。フード付きのローブをまとい、自身の身長よりも長い杖を持つ少女・モノは旅の途中のようであった。
自分と同じく南に向かうというモノと共にファキール王国の王都ファキーリアへと到着したルドルフは、旧知の仲である騎士団長エデルから王子・アルラーシュの身の回りを密かに警護するよう依頼される。
王子は十六歳の誕生日を控え、王都ではその祝祭のための準備が進められていた。
一方モノは、自身の旅の目的である火の大精霊の手がかりを求め、王都での探索を続けていた。彼女は二十年前の戦争
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!練り上げられたピュアな物語の行く末を見届けたい
剣士のルドルフと魔法使いのモノ&彼女の相棒の杖を中心に物語が構成されています。
その世界観はまさに王道ファンタジーと呼ぶに相応しく、それが繊細な文章で紡がれています。巷で流行りのテンプレものに飽きた方、もともと王道ファンタジーが好きな方は必読すべき作品です。自信をもって推薦いたします!
感情が揺さぶられる切ない描写も作者様ならではです。随所にこういった表現があるので読むのが止まらないのです。これは罪ですね。
もちろんですが、ファンタジーの一要素たる戦闘描写にも手抜きなど一切ありません。
物語はこれから佳境に向かって進んでいきます。まだまだ謎が多く残されています。これを読み逃す手はありま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!動乱の末、精霊は誰に微笑むのか…? とにかく先の気になるファンタジー!
主人公の剣士ルドルフさんは冷静で凄腕の大男という頼もしさの塊のような存在感があり、彼の連れ合いとなる魔法使いのモノさんは腕は立つのですがそれ以上に明らかなワケアリの少女で、杖に秘めたる力は筆舌に尽くしがたく…!?
このお二人を主な視点人物に話が進んでいくのですが、ある意味このお二人よりも中心となるのが、王子アルラーシュ様です。
若干世間知らずですが気取ったところがなく公正かつ利発で、己の未熟さを歯痒く思うシーンなどを見ると、とても謙虚な方なのがわかります。
このお人柄だからこそ、多彩な有能さを持った人材が自然と周囲に集まり、慕われるのでしょう。
容赦のない怒涛の展開が過ぎ去り、依然難局を…続きを読む