商人とは建前で内容は、前世で見覚えのある現代日本を見つけるまで異世界に移動できる能力を持て余していた男が日本を見つけたことで、ファンタジー世界、現代日本、SF世界、SF世界の中にある知恵を持った獣の星などを巡るようになる話です。
ゲーテの神曲のように各世界で案内人を確保するので、そう言った作風をイメージできる人なら楽しめるかと思われます。
作品の強みとしては、世界の中にいる人物の観察より、人物と出会った時の世界の観察に面白みをもった作品です。
内容的にはガリバー旅行記の第三編の現代版アレンジして、ラピュタ的なSF要素を担う世界に最終編の獣の国の要素をぶっ込んで、神曲要素を混ぜてライトノベル調にした。といった内容です。
人物よりも世界に重きを置いている作風なので、一般的なファンタジー小説よりはSF小説に多い作風に寄っているのでタイトルで内容が想像できなくてそれだけはガッカリするかも知れません。
異世界と現代を行き来して異世界のアイテムを地球で売り、地球の商品を
異世界に売る典型的な貿易ものかなぁ?と思って読んでみたら予想の斜め上を
行く内容でぶっちゃけ驚愕しました 途中で地球を飛び出して宇宙にある別の
惑星に行ったり正直舐めてました 読んでみて作者は天才か?って思いました
才文もあるし誤字脱字も無いし正直すげぇ面白かったです 自分は主人公が
TUEEEしてる作品が好きでこういうジャンルはあんま読まないんですが、
この作品にはハマりました! 最高だ!
作ったやべぇポーションを良く分からん星の地面に埋めたらまさかあんな事に
なるとは思いませんでした 伏線がすげぇとか言いようがない
後、この作品はジャンル異世界ファンタジーなのか、現代物なのかSFものなのか
これもう分かんねぇな(多分全部の要素がある)
今後も期待の作品です 更新お待ちしております
タイトルやあらすじから感じた印象とは違い、よくある甘味や調味料類を雑にコロコロころがす、異世界取引系ではなかった。(その要素も勿論ありますが)
商売のことやちらほらチート能力が垣間見えるが、そこより世界観や影響力、その結果のほうが目に付く作品。
世界が広がっていくさまが面白いです。
登場人物もどんどん増えていくが、キャラが立っているし名前も区別つけやすく、スッと頭に入ります。
テンポや展開も絶妙だと思います。
また個人的嗜好の話になってしまうのですが、よくあるハーレム物が苦手な人間なのですが、この作品は女性の登場人物が多いのに変ないやらしさや不自然さがなく引っ掛かりを覚えず読めます。
主人公のほどよく一般人っぽさを感じさせる、いい意味での小物感がいいです。