精霊国異記 〜黒き月の剣士と死にたがりやの魔法使い〜

作者 相馬 みずき(繁忙期)

動乱の末、精霊は誰に微笑むのか…? とにかく先の気になるファンタジー!

  • ★★★ Excellent!!!

主人公の剣士ルドルフさんは冷静で凄腕の大男という頼もしさの塊のような存在感があり、彼の連れ合いとなる魔法使いのモノさんは腕は立つのですがそれ以上に明らかなワケアリの少女で、杖に秘めたる力は筆舌に尽くしがたく…!?

このお二人を主な視点人物に話が進んでいくのですが、ある意味このお二人よりも中心となるのが、王子アルラーシュ様です。
若干世間知らずですが気取ったところがなく公正かつ利発で、己の未熟さを歯痒く思うシーンなどを見ると、とても謙虚な方なのがわかります。
このお人柄だからこそ、多彩な有能さを持った人材が自然と周囲に集まり、慕われるのでしょう。

容赦のない怒涛の展開が過ぎ去り、依然難局を迎えていますが、彼らならきっと乗り越えられるはずです。
なぜなら単なる力だけでなく、新たな味方や仲間を引き込む器が、彼らには備わっているから。
強大な敵、渦巻く陰謀、謎に満ちた世界観…語り尽くせぬこの作品を、ぜひ御一読ください。

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その他のおすすめレビュー

★★ Very Good!!

しっかりと丁寧に描かれた正統派の異世界ファンタジーで、散りばめられた世界観や人物のキラリと光る言葉選びが読んでいてたまりませんでした。
また小気味よい流れから次第に激しくなっていく物語は、刺激もしっ… 続きを読む

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