犬飼鯛音

中学生がめんどくさい性格をこじらせていく話です。 前に書いていた同じタイトルの話を大幅に修正して、エピソードを整理しながらお送りしていく予定です。

フリーターの“水無瀬 錦”は、特にやりたいこともなく、日常に埋没していた。 そんなある日、とある病院から錦宛に一本の電話が入る。 「“牧野 響子”という方をご存知でしょうか」 …

新宿二丁目のカフェを出た僕は、見覚えのない女の子から露骨すぎてバレバレの尾行を受ける。話してみると、どうも彼女は二丁目について僕に聞きたいことがあるらしく…… ※1 本作は個人…

まともになりたいか？ ※登場人物が自己判断で投薬を中止する描写がありますが、現実での自己判断での投薬中止を推奨するものではありません。また、作品内で描かれている薬の効果や治験の…

【あらすじ】 邦彦は剣道部の中学三年生だが、試合は負けっぱなしで、明日で退部する予定だった。 次の日、世界は突然ゾンビに覆われた。 両親も死んだ。同級生も死んだ。部員も死んだ。 …

「マジョはじめました」もう閉店した煙草屋さんに現れた変な貼り紙。学校に行けないユキノは煙草屋さんの家に滞在を始めた魔女（英国人男性）と変な和食を作ることになる。

インドネシアの首都ジャカルタで開店休業中のボクシングジムを経営する老ボクサー、ロニーのところへ、日本で売り出し中のボクサー、薮田から試合の依頼が飛び込んでくる。 とある事情から…

家出をして地方都市・瑞野を訪れた少女は、突然の危機を自称・暗黒騎士ナイトヴァルザーブレードと名乗る青年に救われる。彼女は成り行きでリーゼロッテと名付けられ、どう見ても普通の日本人…

日常をテーマにした短編集（予定）。 「瓶の中の人魚」全四話 中学生のぼくが海辺で拾った瓶には、生きた人魚が入っていて。 思春期の孤独といら立ちと人魚との別れ 「あの子とキスを」…

昭和の暮らし、家族、ごはん。そんなものを書いてみました。 一部会話が山形県南部・西置賜弁ですが共通語字幕を入れたから大丈夫(のはず)　 筆者がご近所や祖父母、両親、見聞きしたお料…

このエッセイは、吉岡が書いた、「フェスめし！！( https://kakuyomu.jp/works/1177354054885782078 )」に登場する食べ物や飲み物について…

とある野外音楽フェスに、フェス飯店舗スタッフとして参加する事になったコータと妹とその悪友たち。 店舗は父任せで適当にこなし、タダでフェスを楽しむ計画のはずが、突然父が倒れてしまう…

「どうして私は天才なのに書籍化できないの？　どうして石油王が私のための出版社を作ってくれないの？」 と泣き暮らしていたねじさんのもとについに書籍化の話が！ ※だいぶ嘘なんで本気…

戦前昭和の帝都・東京を舞台に起こる怪異の数々と、それにまつわる人々の、「百に届くにはどこか足りない」物語。 帝都つくもがたり（https://kakuyomu.jp/works/…

昭和初期の帝都・東京。作家・大久保は逝去した恩師の全集を編むために、未亡人・妙子の元に通う事となる。同時に、彼の周囲では奇妙な怪異が相次ぐようになった。 大久保純：酒浸りの作家…

昭和初期の帝都・東京。潔癖で頑なな女学生・羽多野翠と叔父の酒浸りの文士・大久保純は、翠が謎の透明の怪人に懸想をされた事がきっかけで怪異に巻き込まれるように。「百に届くにはどこか足…

昭和初期の帝都・東京。酒浸りで怖がりの文士・大久保と利に敏い記者・関の二人は怪談を集めるため、あちこちを奔走する。中には本物の怪異も紛れていて……。 角川文庫から発売中です。 …

上野の街には一筋縄ではいかない連中が住み着いている。 上野公園の生け垣に立ちションをするホームレス、仲町通りの風俗街をウロウロする客引き、終わらない閉店セールを続けるアメ横の時計…

西暦2000年。イギリス北部の小さな街に住むマキカは「お片づけ」依頼を受ける。80歳になる上品な老婦人の家は、想像を絶する汚さだった。

そして永遠に続くの

そして全ての現実がここに。

＂この彼女が俺の言うことを何でも聞くのだということを思い出して、俺はごくりと唾を飲み込んだ。アンドロイドとはいえ、彼女は脳以外の全てが生身の女と変わらない。その彼女を、俺は自由…

「こ、こんにちは、瑠璃琥珀堂です。……お届けものをおもちしました」 　不思議な店「瑠璃琥珀堂」に迷いこんだ気弱な少女、結がすることになったアルバイトは、なんと人ではない「化生の…

霊峰富士を望む清らかなせせらぎの街につながる異世界でくり広げられる、人とあやかしと甘いお菓子が紡ぎ出す、ちょっと不思議でほっこりやさしい物語。 まじない菓子“冥菓”を伝承する和…

このエッセイは、趣味嗜好を制限されずにのびのびオタクに育った東北の娘と、東京生まれ東京育ち、サブカルを満喫して育った都会のオタク・おボンボンが、大学のアニメ・特撮研で知り合って、…

今から遠い未来。山と壁に囲まれた小さな遺跡の町「さきわい町」の住人には、姿や力の変わる不思議な「ギフト」現象が起こっていた。 町に暮らす少女エリカは、いつも通りアルバイト先の古道…

一等法務官にして世襲騎士のベイル・マーカスは、趣味の怪談蒐集が原因で辺境の大都市トリアナンへと左遷された。 左遷されたというのに怪談を止めないマーカスは、とある事情から『人形の祠…

人生に倦み疲れた「おじさん」は死ぬことにした。 が、最後の思い出にと南国での買春を決意する。 怪しげなガイドによって無人島に案内された「おじさん」は念願かなってうら若い少女達に…

襄陽《じょうよう》は水陸の交通の要だ。 戦乱の世が訪れるたび、必ず争いの的となる。 こたび、ここで語るのも、襄陽を巡る宋国と金国の戦の記録である。 主人公の名は、趙萬年《ちょ…

いろいろな通学路を思い浮かべながら小噺を書けたらいいな、ふと、思いついて試してみる事にしました。

二百年前に発生し、瞬く間に月面都市を席巻したウイルス――女性だけが罹る、遺伝子異常をもたらす病気。罹患率、百パーセント。十五歳までの致死率、八十何とかパーセント。二十歳まで生きら…

鳥から進化した種族・トゥトゥ。エトゥリオルは生まれもった障害のために空を飛ぶことができず、いつも空を見上げてばかりいた。異星人がこの惑星に持ち込んだ技術――航空機に出会うまでは。

～あらすじ～ 神社を改良した診療所『七ツ闇(ななつやみ)クリニック』 だがその診療所には近所の子供以外は誰も寄り付かない。 そのクリニックには昔からある噂が絶えなかったからだ。 …

父はいない。母もいない。弟も、どこかへ行ってしまった。私だけが、この家に取り残された。私だけが、どこにも行けない。 でも、今は、木崎がいる。 ――国民的作家だった故島田仁の娘で…

幼馴染のとかげくんと小鳥ちゃんは、今日も仲良しなような仲良くないような。 意地悪な男の子と可愛い女の子のあんまりすっきりしない、恋愛なようなそうじゃないような話です。

恋愛をテーマにした短編集。 好きになったり嫌いになったり、どっちつかずの曖昧な感情。 勢いで書いた短編を強引に続けてみました。 拙い内容が徐々に良くなっていっていると信じたい。…

新撰組は、京都を駆ける。 血風を巻き起こしながら。 壬生に屯所があった時期の新撰組を描く短編集（になる予定）。 乱闘、暗殺、御用改めなど、日常の御仕事小説。

ムギさんと僕は今夜も旅の練習中。 夜を旅するブック・カフェに飛び乗って、いろんな街へと出発進行。 めがねのリボンやたけのこカグヤ、恋するチーターのモカに夜が嫌いなマグロのツナサ…

プロの役者として生計を立てることが夢だけれど、オーディションには連戦連敗中の志維菜。 そんな志維菜がアパートの隣の部屋の扉をキャミソール一枚で叩いている女性と出会い、ひょんなこと…

　初夏の田舎町。男子校に通う幼馴染の少年二人に宛て、一通の手紙が届いた。 　その差出人は、世界から消されたという友人だった。覚えのない「三人目」の存在について、性格の違う二人はそ…

高校一年生の春休み、僕、安藤純はクラスメイトの三浦紗枝がBL本を買うところを目撃してしまう。どうやら彼女はホモが好きなようだ。まあ、だからと言って僕は自分が同性愛者であることを彼…

僕のクラスで、てるてる坊主作りがブームになった。 遠足の日に晴れてほしくて、僕たちは大量生産したてるてる坊主を教室の窓辺に吊るしていく。 見事に遠足の日は晴れ、めでたしめでたし…

ここは中欧チェコ、百塔の街プラハ。 災厄により衰退した人々は、奇跡の産物たるゴーレムを使役することで永らえていた。 ゴーレムは「言葉」に忠実だが口をきくことができない。 人と同じ…

※発売中の「ドルフィン・デイズ！」（角川文庫）は、この作品を加筆修正したものです。大賞をとった時点の状態をほぼ維持してあります。 書籍版の方が、一文一文を推敲しておりますので、…