概要
が、最後の思い出にと南国での買春を決意する。
怪しげなガイドによって無人島に案内された「おじさん」は念願かなってうら若い少女達に夜這いされるが、異変を感じ、一人を尾行する。
そこで待っていたのは一対の「目」だった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「六人の赤ずきん」書籍化作者の快作! 人生崖っぷち!戦うおっさんの物語
『おじさんが美少女たちを守って戦う物語』
一言で言ってしまえばそうだけれど、それだけで片づけてしまうのはもったいないぐらい完成度の高いサバイバルアクションワールドの開幕です! おじさんがこの世で最後の、一番楽しくなるはずの思い出を求めてやってきた南の海。しかし、波が静かだったのは、ほんの最初のうちだけ。一発目の危機が訪れたが最後、ラストの試練まで、激しいアップダウンのストーリーが怒濤のごとく続きます。
すごいなあと思うのは、とにかく次が読めないこと。
「助かった!」→「えっ? 駄目なの?」→「どうするの? どうにもならないんじゃないの?」→思いもかけない逆転劇→「助かった!」……最初に戻…続きを読む - ★★★ Excellent!!!痛風寸前の疲れたおじさんVS人智を超えた海の怪物
生きていく力が尽き果ててしまったおじさんが、すべてを終わらせるためやってきた南国。待っていたのは、四人の若き乙女たちと、正体不明の海の化け物。
そこでおじさん、戦うのです。人生に疲れきっていたはずのおじさんが、見ず知らずの少女たちを助けるために、得体の知れない化け物たちと、ありとあらゆるものを振り絞って力の限り戦うのです!
とんでもなく面白いので、最初の戦いだけでもひとまず読んでみていただきたいです。私はもう、3章を読んだ時点でこの物語から離れられなくなりました。
情け容赦ない恐ろしい敵、臨場感溢れるバトル、手に汗握る心理戦、起死回生の閃き、どこをとっても最高にエキサイティングです!
お…続きを読む - ★★★ Excellent!!!何もない、しかし『何もない』という己の存在がある
全てを失い、最後の楽園としてとある無人島にやってきた一人のおじさんが、様々な怪神と戦を交えて捕らわれた女性を救出し、彼女達と協力し合いながらまた次の怪神へと挑んでいく、サバイバルアクション。
しかし、悍ましい姿をした怪神『マトゥアハ』達は姿形だけでなく、それぞれ知性と個性を兼ね備え、主人公達を苛みます。
アクションシーンは息を飲む緊迫感と迫力に満ち、手に汗握ること間違いなし!
また動の部分に限らず、静となる『おじさん』の心情描写にも胸が締め付けられます。
人間は社会という枠にあってこそ人間として認められる、けれどそこから外れた者は?
社会に弾かれ、壮絶な怪神との相剋によって初めて生…続きを読む - ★★★ Excellent!!!全力で戦え。相手が自分より愚かであることを期待するな。
人生を諦め、最後の思い出に、熱帯を訪れた「俺」。
ロクに言葉も通じぬ異国の無人島で、化け物に襲われるが……?
どうせ死ぬつもりの命、自分だけなら仕方ない。
しかし、化け物に囚われている少女。
――大の大人が、子供を見捨てて逝けるか。
おっさんの反撃が始まります。
敵の襲撃にはインターバルがあり。
その間、作戦を練り、無人島にある物で武器を準備し。
真水も確保しないといけないし、戦う体力のためには食糧も必要です。
『六人の赤ずきん』もそうでしたが、敵の知能が高いのが怖い。
特に緑目。まさに“怪神”。
物事は何一つ、想定通りに運ばない。
連載の途中からリアルタイムで読んでいましたが、
「助か…続きを読む