7 Knights To Die

　至高の婚約破棄 × 決闘裁判物。騎士道物語。第一話を読めば分かる。

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ドキドキする

　開幕婚約破棄を決めた第二王子が、着々と築いた負けフラグは、もはやビクともしないものに見える。七人戦の成立が疑われるほどに。
　しかし、あまりにも作品タイトルの "To Die" が不穏なのだ。この物語の行方は何処か、確かめずにはいられない。

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クラクラする

　本作は、視点と人称のコントロールが素晴らしく見事だ。カメラが自在に飛び、しばしば人物に入り込みその心情の深いところまでを映す。
　コントロールが下手であれば、読者は混乱しかねないところだが、混乱まではいかないのだ。読みにくく、分か…続きを読む

自分では出来ないから憧れる

敵はクソだけど登場人物全員魅力的で読んでいてとてもワクワクします。
早く続きが読みたい。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（997文字）

なにゆえ騎士が死地に飛び込むか。
名誉か戦友のために他ならない。
戦友の名誉のためであれば否応もない。
後ろ髪引く領民への思いがあればこそ無益な争いを避けもするが、所領なくば曳かれる髪もない身軽さのままに飛び込むのが騎士の本懐。

もはや生き死にの問題ではない。

大変よろしいと思います。

先生の手にかかると婚約破棄物もこうなるか。まじカッコいい。主人公もカッコいいけど、先生の物語が、文章がカッコいい

続きが読みたいです！