概要
僕のありふれた、ひとつ足りない恋と、そして。
昭和初期の帝都・東京。作家・大久保は逝去した恩師の全集を編むために、未亡人・妙子の元に通う事となる。同時に、彼の周囲では奇妙な怪異が相次ぐようになった。
大久保純:酒浸りの作家。怖がり。
山路妙子:大久保の恩師・山路雄幸の未亡人。
関信二:自分勝手な記者。怪異に詳しい。
菱田明彦:本好きの編集者。怖いもの知らず。
羽多野翠:大久保の姪。女学生。
帝都つくもがたり
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882353483
帝都つくもかさね
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883013792
帝都つくもあつめ(番外短編集)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882852127
大久保純:酒浸りの作家。怖がり。
山路妙子:大久保の恩師・山路雄幸の未亡人。
関信二:自分勝手な記者。怪異に詳しい。
菱田明彦:本好きの編集者。怖いもの知らず。
羽多野翠:大久保の姪。女学生。
帝都つくもがたり
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882353483
帝都つくもかさね
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883013792
帝都つくもあつめ(番外短編集)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882852127
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ほつれた糸を手繰り寄せるように、出逢うべくして出逢うものたち
戦前、帝都東京にて。
臆病な文士、大久保が体験し物語る怪異譚。
レトロで柔らかな風合いの文章が心地よく、
この世とあの世の曖昧な境へと読者を導く。
亡くなった恩師の全集が編まれることとなり、
遺稿整理と悪筆解読に駆り出された大久保は、
未亡人となった妙子の傍らに怪異を見出だす。
折しも大久保も「何か」に憑かれていて──。
帝都つくもシリーズは各々単独でも読めるが、
本作は『つくもがたり』を先に読むほうがいい。
当初は怯えることしかできずにいた大久保が
鏡の中の己を見つめ、雨上がりの虹を望むのだ。
毎日更新を楽しみにしていた。
完結したのが何だか寂しい。