概要
幾ら集めても、どこか足りない彼らの怪奇譚。
戦前昭和の帝都・東京を舞台に起こる怪異の数々と、それにまつわる人々の、「百に届くにはどこか足りない」物語。
帝都つくもがたり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882353483)、帝都つくもかさね(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883013792)、帝都つくもちぎり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884209862)の番外編的短編集ですが、ここからでも読めるかと思います。
【登場人物】(適宜更新)
大久保純:酒浸りの三文文士。怖がり。
関真二:「帝都読報」新聞記者。自分勝手。
菱田明彦:「秋風社」の編集者。書痴。
羽多野翠:大久保の姪。頑固。
帝都つくもがたり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882353483)、帝都つくもかさね(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883013792)、帝都つくもちぎり(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884209862)の番外編的短編集ですが、ここからでも読めるかと思います。
【登場人物】(適宜更新)
大久保純:酒浸りの三文文士。怖がり。
関真二:「帝都読報」新聞記者。自分勝手。
菱田明彦:「秋風社」の編集者。書痴。
羽多野翠:大久保の姪。頑固。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!落葉樹を愛でると、言葉が落ちてくる。
たとえるとして――。
『帝都つくもがたり』はお化けが出ると噂される鬱蒼とした森の中を、男二人が怖がりながら怖がらずながら駆け抜ける話。
『帝都つくもかさね』は美しくも妖しげな草木に誘われて、一人の女の子が迷いながら進みいき、やがては木漏れ日の下に帰ってくる話。
ひるがえって『帝都つくも』シリーズ番外編は『帝都つくもあつめ』は少し歩みを止めることが出来る話といったところでしょうか。
仮に、世に不思議が溢れている全体像が「森」であったとして、その只中にあっては俯瞰することは叶いますまい。
けれど、一本の木のみならず、そこから離れた落ち葉を愛でることはできましょう。具体的には上記の事件(物語)を…続きを読む