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  • てがみさんけい・三十年への応援コメント

    帝都つくもシリーズ、読破してしまいました。大きな充実感に包まれながらやはり寂しくもあり、たまらずコメント失礼します。
    本当すっごく面白くて、夢中で読み耽りました。一作目からゾッコンだったのですが、ここに辿り着くまでに、愛はすくすくと育ち深まる一方で、なんていうかもう、大ファンです!新たなるお話が語られる日がくるのを楽しみにしております!!

    作者からの返信

    ありがとうございます……! 自分でもお気に入りのシリーズなので好きになっていただけるのがとてもうれしいです。コメントまで!
    まだ書きたい内容はちょいちょいあるので、また続きや短編を更新するかもしれません。ご縁があった時に見ていただけたらうれしいなあと思います。


  • 編集済

    てがみさんけい・三十年への応援コメント

    一秒後の未来について書こうとして、書く瞬間から過ぎ去っていってしまうことに気づいて焦るのです。
    そんなバカなことを言い出して茶化さなければならないほど、人は未来について考えることを避けているのかも。少なくとも私はそうですから。

    結局「夢」に言い換えてしまうほかないのかなあ、漠然とした幸福感を想起してなんとなく幸せになった後、これ以上踏み入ったらいけないよと心のどこかがブレーキをかける。

    そんなわけで翠ちゃんとはお久しぶりです。
    とは言っても実時間や体感時間とかいろいろな壁を考えるとなんともややこしいことになってしまうのでしょうが。
    大久保も飲むばかりでなく、食べる楽しみも味わってもらえれればと思いつつ。もっとも、それはエイプリルフールの話でしたが。
    その折には感じたことですが、ジャンルが変わってしまいそう。
    時に、飲む楽しみを高らかに文に書き起こしたとすれば、冬眠の苦しみから逃れられるのでしょうか?

    いずれにせよ、未だに見ない彼らの物語も、かつては一篇たりともこの世に存在しなかったものと考えるといささかゾッとしたりもするのです。
    それを考えると未来はそう悪いモノではないのかな。

    空間から時間へと、移り変わっていくにしても距離を感じさせていただきました手紙の物語、存分に楽しませていただきました。
    私も生きていきます。

  • てがみさんけい・名残の文への応援コメント

    こうして応援の言葉をふと思い立ったところ、電脳を介せばお届けがすぐさまに適う今日この頃はなんと幸せな時勢なのでしょうか?
    けれど、今からすれば八十ほど遡った頃では考えられない技術が条理を覆してみせたところで人の情理は早々変わらない、遠いようで近い思いを受け取らせていただきました。

    一個人として、死をきっかけに勇気を文に乗せていただいた、くだんのご婦人に同じく最大限の敬意を払いつつ。
    近況について述べた大久保の筆の運び方に感嘆の吐息をつきました。
    善き文をありがとうございます。

  • てがみさんけい・名残の文への応援コメント

    「がたり」から一気読みしました。
    空気がとても好きです。懐かしく、切なく、いとおしい。
    どのお話も好きですが、このラスト一文がなんとも美しい。大久保もだいぶ影が濃くなってきましたかね。
    今後も楽しみにしております。

    作者からの返信

    読んでいただき本当にありがとうございます! コメントまでとても嬉しいです。この話はわりにいい話で終わらせられて良かったと思っています。
    「あつめ」はたまにぽつぽつと思いついた時に更新しますので、よろしくお願いします!

  • てがみさんけい・三十年への応援コメント

    久しぶりのつくもあつめでしたね!
    3つある短編のどれも味わい深かったです。
    この「三十年」を読んで自分は三十年後何をしているのだろうと考えてしまいました
    心が暖かくなる話ではありましたが
    それだけはちょっと怖かったですね……

    作者からの返信

    私も書きながら、この話は別の方向にホラーなのでは……と思っていました。作中の年代だとこの後いろいろありますしね。ともあれありがとうございます!

  • てがみさんけい・夜汽車への応援コメント

    おお金沢ですね、先日は大久保に先立って旅行に行かれたとのことで旅情にお思いを馳せていました。
    汽車と言えば、明治の頃には狸が化けていたという話もございますしまぼろしの駅などというものもありましょう。

    またひと旅、人の生という道のりで、ほっと一息ついて途中下車みたいな読後感に浸りつつ、書簡の往復がゆるりとした寒気と温いため息を同時にやってこさせるなと思う、今日この頃でした。

    作者からの返信

    行ったはいいが、魚が美味かった以外にあまり活かせていない金沢旅行。とほほ。
    昔の汽車の速度、手紙の速度などを考えながら書いていると、なかなか不思議な気持ちになってきた話です。久しぶりに楽しそうにしている二人を書けたのもよかったよかった。

  • きみかげのはな 弐への応援コメント

    鈴蘭の花、敷き詰めてみれば、し――。
    歌詠みは置いておいて、菱田君はどうあってか普通の人には見えぬものにピントが当たってしまったというか、むしろ偏愛ゆえに作り出してしまった感もあって面白いですね。

    やはり、溜めこんでいるらっしゃる本の方にはこれ以上思いを馳せたくないのか、ご友人に思いを及ばせているようですが案外何も見えないのかもしれません。
    エーミールに対する「僕」になれるほど、蝶に思いは抱けまい……。

    作者からの返信

    菱田君、蔵書を掘り返してみたら曰くあるものが眠っていそうで怖いところありますね。
    この後どうなったのかはやはり想像にお任せで。またか!

  • きみかげのはな 壱への応援コメント

    菱田君です。
    いや、最初の三行を読んだ後になって見返してみるとやっぱり菱田君だなって、すわ新キャラか? と一瞬思ったのはなぜでしょう。
    安心しました。お帰りなさい。

    それはそうと。
    君影という名の意味を知る私なら、その寓意の深さに傷み入ります。
    草木の亡骸ですか。前回の写真に限らず、紙の数え方に「葉」とあるのもなにかの縁かもしれませんね。

    作者からの返信

    最初死ぬ予定すらあったはずなのに、ちゃっかりメインに潜り込んできた菱田君です。
    君影草、いい名前ですよね。花も名前も好きであります。

  • うつしみひとひら 参への応援コメント

    太っている人、年を取った人、性別が分かり辛くなるってことですね。
    畜生め。語るべき言葉を持たずに向こう側に行ってしまうのか、口惜しい。

    なんでおさなごに遺影を渡されなければいけないのか。
    関は、奮発した小遣いということで一円札でも渡す方でしょうが。……いや、違うな。どうも、イメージに合うような合わないような、なんのかので子どもには甘くあって欲しいですが。
    けれど一挙一投足、すべてが関です。すべてがらしいと思えるこの一話でした。ありがとうございます。

    火と縁のある関、お焚き上げと一緒に言葉が、名前が届いたときっと私は信じています。

    作者からの返信

    関単体だとどんな風なのかなーと練ったらできた話です。まったく不器用なんだからー。
    最後に関してはご想像にお任せします!

  • うつしみひとひら 弐への応援コメント

    なぜか!
    写真ってのは出来上がった瞬間から過去を写し取るものなんでしょう。
    幽霊とはそりゃあ相性のいいものですね。

    だけど、終わった過去からも時間は流れているのですね。
    リアルタイムにふたつの時間が流れています。胸がえずくような“彼”の内心が、伝わってきてしまう。

    だれだ!
    早くも次で明らかにされてしまうのですが、彼は自分が誰であるかなぜこんなことをするのか、知っているのでしょうか語ってくれるのでしょうか。
    関と名前を呼ばないあの子に教えてくれるのでしょうか。

    作者からの返信

    心霊写真、見るのは怖いのですが存在はとてもいいものですよね……。
    今回の犯人はなんというか書いててうわあとなりましたね! 結局あんな感じだし……。

  • うつしみひとひら 壱への応援コメント

    前回の流れを引き継いで不穏な冒頭からはじまりますね。
    腹を切ったところですぐに死ねぬというに、不憫な……。

    それはそうと、関は相変わらず不敵ですね。
    この人が典型的なブン屋そのまんまな人だったら早々に終わってただけに、物語をからりとした方に振ってくるこの人は貴重です。
    オンリーワンではなかろうか。
    昼飯子は力ある言葉過ぎますが、最後まで言ってたらどうしよう。

    とまれ、写真っていいですね。
    文明の利器のハズなのに、なんで登場した当初からこうも心霊と縁があるのやら。

    作者からの返信

    はい! 関です! この人すごくセリフが書きやすくて不思議にするする話が進みます。
    写真、この時代は褪色していない白黒なのだなあと思うと何か不思議ですね。
    そして写真のせいで比較的猟奇度の高い話となりました……。

  • うつしみひとひら 壱への応援コメント

     関のネーミングセンス。気の毒でもあり面白くもあり。
    とにかく、これを言わせて下さい。
    関、おかえりなさい!

    作者からの返信

    関信二帰還しました! 前回の話を書いて恋しくなってきたところでしたので。傍若無人ぶり、書いていて楽しい奴です。

  • たばこのこげあと 壱への応援コメント

     また、大久保くんと会えるとは。
    佐々木匙様、ありがとうございます!

    作者からの返信

    こちらこそ喜んでいただけて嬉しいです。やはり彼らの続きも書きたくなってしまって!

  • たばこのこげあと 参への応援コメント

    少々感想が遅れましたがまいります。
    この話『たばこのこげあと』、ここまでの帝都つくもあまりの中でも一番好きな話であります。
    ボケは置いといて、タイトルをとって一番好きなはなしというのは本当なのですよ。

    ジャンルがホラーであれ、いやだからこそ理に適ったオチは必須であるということが私の信ずるところなのですが、全くもって腑に落ちる理想的な解法でありました。

    嫉妬というのは炎に喩えられるものですが、今は枯れ木のような大久保も狂おしく燃やし尽くした時があったのでしょうね。
    杉木君は燃えにくい生木なのか、それともじっくりと燃えて愉しむ煙草なのか、わかりませんが煙が炎を散らしてしまうのも確か。

    わかるよ。

    大久保は灰を己という枯れ木に撒いて花を咲かせるのか、酒に投げ込んで醸すのに使うのか、どちらでしょうね?

    作者からの返信

    ありがとうございます、一番好きと言っていただけるのは本当にうれしい……。個人的に感じたことをそのままぶっこんだ話なのでなおさらです。ありがたや。
    杉木君もいずれ誰かを妬む時が来るのかもしれないですね。同ジャンルの人とか……。

  • たばこのこげあと 壱への応援コメント

    「褒められ時を逃す」ーーがつん、と来ました。さりげないのに素敵な表現だなあ、と。

    作者からの返信

    ありがとうございます! せっかくほめられていて、嬉しいはずなのになんとなく流してしまうこと、ありますよね……という気持ちを込めました。ほめには貪欲でいたいですね!

  • たばこのこげあと 弐への応援コメント

    酒は清めにも使われますが、大久保がさんざっぱらひどい目に遭いながらも命を拾っているのは日々体の中に取り込んでいるからなのしれませんね。

    と、飲酒の言い訳が増えたところで喫煙のはなしなのですね。
    そういえば煙草は原産地からして魔除けに使われていたという気もしたしますし、獣除けにも用いられるとかそうでないとか。

    女の正体が煙草精でないとするなら――、いや素直に乗っかるのも業腹な。
    ここは東君が怪しい、けれど口に出すのは怖いような。
    今回は関がいない大久保単独で挑む奇譚ということなので、やはり文字書きの本能から飛び出たような名台詞を期待したいものです!
    おー!

    作者からの返信

    ふふふ、先がわかっている身としてはお楽しみにとしか言えない! 一体正体はいかに! たこに!

  • たばこのこげあと 壱への応援コメント

    ほほう、大久保氏にも同輩ばかりでなく後輩がいらっしゃいましたか。
    うわばみがのそのそと地から這い出る季節柄、全く春といった気がない御仁ですが先達がまことに似合いますね。

    久しぶりの大久保に愛いやつじゃと、刑部姫のような大妖のように云うてみたいものですね。改めてお久しぶりです。
    陰陽鮮やかな杉木君&東君と渋くくすんだ大久保の対比が趣深いです。

    時に杉木君が出会った女の妖とはずばりタバコの精ですね!
    きっと、原稿にかまけていて袖にされているので怒って邪魔をしに現れたのです(名推理)。
    大久保は逆に酒精のところに入り浸っているので、逆に心配して手伝ってもらっているのでしょう。

    作者からの返信

    そこそこ時間は流れたようですが、相変わらず冴えない大久保です。後輩とはなんか出版関係で縁があったのでしょうね。
    女の正体はこの後をお楽しみというところで……さて鬼が出ますか蛇が出ますか!