初恋ロールプレイング【はじめから ☞つづきから】

作者 穂実田 凪

62

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★★★ Excellent!!!

目次に並んだ名作ゲームたちをきっかけに読み始め、
あれよあれよと一気読みしてしまいました。

時は令和元年。
人は多様化された様々な娯楽の中から、
自らの趣味趣向にあったものを容易に選び取れるようになりました。

「趣味はゲームです」と言っても、星の数ほどありますよね、ゲーム。
それはとても恵まれたことで、同時に少しだけ悲しい。

一本の大作ゲームの話題で、クラス中がもちきりだったあの頃。
ぼくらの中には、あたたかな絆が流れていた。
そんなことに気付かされました。

★★★ Excellent!!!

かつて一緒にいろんなRPGをプレイした幼馴染が、記憶喪失になってしまった。
思い出のゲームを再プレイすることで、十数年ぶりに再会した彼女の記憶を取り戻そうとする、一風変わったラブストーリーです。

兎にも角にも、実在のゲームと物語のリンクの仕方が見事。
あのセリフやあの名曲が、登場人物たちの心境を盛り立てます。

ゲームの中でも現実でも、戦わなければならない敵が存在します。
一人では勝てない相手でも、信頼できる仲間や強力な武器があれば、勇気を持って立ち向かえるのですね。

目次の小見出しに並ぶタイトルを見て心躍った人は、すぐに読むべし!
懐かしのRPGの思い出が、夢中で遊んだあの頃の気持ちに深く刺さること間違いなしです。

★★★ Excellent!!!

無気力なその日暮らしを送るフリーター、水無瀬錦。
昔は、勉強がよくできて、ゲームでも要領がよくて、
年上の幼なじみである響子からも頼られるくらいで。
ただ、思い切りが足りないという欠点は、昔からだ。

錦は、一緒にゲームをプレイする響子が好きだった。
でも、初恋は、何も言えないまま途切れてしまった。
そんなほろ苦い思い出が、意外な形で再び動き出す。
ばらばらになった響子のかけらを集める旅が始まる。

作中では、実在するゲームとそれにまつわる思い出、
そして錦と響子の現在がリンクして、話が進行する。
私は錦たちとドンピシャ同世代という訳ではないが、
RPGあるあるな雰囲気とか感触とかメッチャわかる!

DQ、FF、聖剣といった名作を年代順にプレイして、
ストーリーやシステム、キャラクターを鏡とすれば、
そこに映る自分の姿が次第にはっきりと見えてくる。
響子の「成長」と共に、錦もまた変わり始めて──。

すーっと染み込んでくるみたいな柔らかな語り口が、
錦の人柄をそのまま表現しているように感じられる。
あちこちに愛着あふれる実感が込められていました。
連載が終わってしまい、ホッとしつつも寂しいです。

★★★ Excellent!!!

自分は結構ゲーマーだと自分では思っています。ですから、主人公たちがゲームをプレイしながら心を通わせたり、昔を思い出したり、そんな1シーン1シーンが非常に共感できる描写のオンパレードでした。ゲーマーの方は「ああー、わかるわかる!」という気持ちで楽しめる作品だと思うのですが、ゲームをやらない方々も、響子を取り巻く色々な事情や主人公が過去と現在を省みて考える内容など、共感し楽しめる要素が沢山あります。ぜひ沢山の方に読んでいただきたい作品でした。続きも楽しみにしています!

★★★ Excellent!!!

ある日の一本の電話から始まった初恋の女性響子との再会。
主人公の水無瀬と記憶が逆行してしまった響子を繋ぐものはゲームだった。
子供のころの両想いでも繋がらない気持ちと大人になってから思う気持ち。
そういうのがこの作品の魅力が詰まってる気がします。クスリとくる昔懐かしいゲームのネタもあったり。興味がある方はぜひ読んでいただきたいと思える作品でした。

★★★ Excellent!!!

記憶を失くした幼馴染の響子。
響子の記憶を取り戻すために、主人公の水無瀬は子供の頃に一緒に遊んだゲームを彼女にプレイさせる。
そして水無瀬自身も少しずつ変わっていく・・・。

二人は両想いのはずなのに「時間」が彼らをすれ違わせる。
こんなに切ない両想いは初めてだ。

ドラクエやFFという多くの人が知っているゲームソフトがまた心理描写を際立たる。(カインのあのセリフに、あんな想いが込められていたなんて考えたこともなかった・・・)
久しぶりにもう一度やりたくなること請け合い!
スマホのリメイク版、買おうかな・・・