『双星』世界の技術水準について
西暦1000年代の中華圏で出来たこと+その他、といった感じです。
……え? 分からない??
確かに! 余程の物好きじゃない限り、史実、宋時代の技術水準とか調べることないですしね。
以前にも書きましたが、西欧世界で産業革命が発生する以前において、中華圏は世界最先進国です。
ぶっちゃっけ、私達がイメージする『蒸気機関のない世界』の代物は、大概あると思います(量産性等々は及ばないでしょうが)。世界自体も、想像以上に繋がっています。
逆に、近代科学技術を以ってしても、隆盛を極めた陶磁器や、職人が技巧の極致を示した宝飾品、古今最高の硯石等は再現不能な水準です。
作者的には、
・火薬兵器の勃興
・印刷技術の普及
・航海術の発達
が、気になるところです。
そう……『双星』は、ラノベでほぼあり得ない、『火薬兵器』を設定上、登場させることが出来るのです!(※流石に、中華世界の鉄砲=火槍はもう少し後ですが……『てつはう』なら?)。
また、書物が手書きから、印刷されるようになって、『出版業』が生まれたのも、大体この時代であり、だからこそ、隻影君が書物を読んでいたわけですな。
航海術に関しては、言わずもがな。
日本は戦国時代→江戸時代に到る過程で、殆ど遠洋航海技術を学びませんでしたが(朱印船で一時的に勃興したけれど。でも、あの活躍を見ると、遠洋航海術を学ばなかったのは、単に支配者層が興味なかったからなんじゃ……閑話休題)、中華世界って、案外と他国へ船を派遣してるんですよね。
作品が続けば、何れ軍船も出せると思います。
とにかく! 中華ファンタジー最大の利点の一つに、殆どの技術を作中に登場させられる、があるのは間違いないと思います。
なお、軍事的視点からだと、最強兵種は騎兵です。
火薬兵器が出て来ても、これは変わりません。
騎馬民族の使う合成弓とかの射程、信じ難い程に長い+そもそも、騎兵がその衝撃力を喪うのは、機関銃が一般的になって以降ですしね。
隻影君と白玲さんは、そんな騎兵全盛時代の中でも、おそらく『最強』の騎兵軍を相手にしなければならないでしょう。
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