『双星』キャラ紹介その①:隻影
主人公。十六歳。
前世は【煌】の誇る【双星】の一角、大将軍皇英峰。
十五歳で初陣を果たして以降、初代皇帝から譲られた双剣――後世における【天剣】を携え、東奔西走。
【老桃】の地で悲劇的な最期を迎えるまで、戦場において不敗であり、傷一つとして負わなかった。なお、本人は武官ではなく文官志望だった模様。
約千年後、【栄】の地に転生し、今世の両親に『隻影』と名付けられたが、死別。【護国】張泰嵐に引き取られ、張白玲と共に育てられた。
最前線の【敬陽】を守護する張家の方針で、幼い頃より武芸を叩きこまれ、また前世の才を引き継いでいる為、その純粋武力は一度戦場に解き放たれれば暴威そのものである。ただし、本人は前世に引き続き文官志望で、しかも地方文官を狙っている。
性格は大雑把を装っているが、内実は極めて真面目かつ真っ当。直感に極めて優れる。また、前世の記憶を朧気に持っている為、自らの才と、権力者達に対する目は冷めている。
張泰嵐を『親父殿』と呼び慕い、白玲に対しては『御姫様』と揶揄するも、何だかんだ甘い(白玲自身はそれを嬉しく思いつつも、不満でもある)。
作者視点からすると、
・武95+(今後成長する)統80+政50人90(戦場では100。兵士達を死地に喜んで無向かわせる。狂奔の才持ち)。
といった感じです。
少数部隊の指揮官としては白眉。おそらく誰も敵わない。策に対する理解力もある。けれど、決して文官向きではないし、万を超える軍の指揮官としても『最高』の評価はつけかねる、といった感じの子です。
僕の作品で登場する男キャラとしては、珍しく純粋に強い子だと思います。
cura先生の描かれた隻影君、カッコいいですよ!!!!!
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