『双星』キャラ紹介その②:張白玲

 銀髪蒼眼の十六歳。時代が時代なら、その容姿から排斥されていた可能性がある。

 栄帝国の守護神、【護国】張泰嵐チョウタイランの一人娘で、隻影セキエイの幼馴染。

 幼い頃から将来を嘱望されていて、文武に才を示す。

 容姿に優れ、性格も真面目で慈悲深く、【敬陽ケイヨウ】住民にも慕われている。

 唯一、隻影に対しては厳しく、また我が儘も言う。

 十三歳になるまで一緒の部屋で寝起きしており、今でも寝る前に夜話をしないと眠れない。

 隻影が先んじて初陣を果たしてしまったことに納得しておらず、半ば意地になっている。今までで一度たりとも彼のことを『兄弟』として見たことはない模様。

 得意武器は弓。騎射も巧みにこなす。勿論、隻影が出来るから鍛錬した。

 【臨京リンケイ】から届く彼の手紙を心から楽しみにしつつも『……置いていかれた』と、内心拗ねてもいる(それでいて、手紙や贈り物は大事に全て仕舞いこみ、時折取り出しては、自室内でジタバタしている)。

 また、『明鈴メイリン』という少女の名前を出すと、極めて不機嫌に。


 作者視点からすると現時点では、


・武80+統85+政80+人90+


と、いった感じの子です。

 武将にもなれるし、内政官としても有能。宝石みたいな人材です。

 しかも、未成長! 将来的には間違いなく【栄】の屋台骨を支えるでしょう。

 ……まぁ、国が残っていれば、ですが。

 性格は真面目かつ一途+不器用+甘えた。異性は隻影しか眼中に入っておらず、全部彼基準です。白玲さんに恋心を抱いている人って結構いると思うんですけど、相手が相手なので、みんな戦う前から諦めています。

 だって『隻影に勝ったら話を云々』ですよ? 

 「公女」の某家庭教師さんも大概ですが、『双星』の世界観において『隻影に勝つ=万の軍に匹敵し得る』という意味となります。大陸全体を見渡してもそんなにいません。あと、この子『自分が頼んだら、隻影が負けるわけがない』と本気で信じ切っています。敵はきっと自分自身なんじゃないかと。

 ただし! 恋敵の少女は極めて強大なので、愚図愚図しているとかっさらわれる可能性があります。大丈夫なんでしょうか……。

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