AIに何をさせられるか
AIを取り巻く状況は毎日変わります。日々新しい論文が発表され、その新理論がすぐにコーディングされて実証実験が行われているからです。
先週の常識が今日通用しない、そんなことが頻繁に発生しています。
で、タイトルの件。
(人が)AIに何をさせることができるか
と
AIに(人は)何をさせられてしまうのか
の意味があります。前者であってほしいものです。
■画像分野での進歩は分かった。では小説はどうなるんだろう
半年前のStable Diffusionがオープンソースとして公開され、AI画像の世界は一気に進化し、まだ変化しつづけています。なんだかもう人の手の及ばない領域に到達しはじめた感じもありますので、この分野はもう語るべきこともないかなと。
カクヨムユーザー的に気になることは、小説はどうなのよってことです。
去年の段階では、まだまだ当分人間の足元にも及ばないと(私は)言っていたのですけど、ChatGPTがお試し公開され、BingがChat対応し、ここでChatGPTのAPIが公開されたことで、事態が一気に転がり始めたようです。
言語を扱うAIにGPT-3やGPT-4があって、ChatGPTは前世代のGPT-3を使用しているのですが、それでも十分に賢いじゃないですか。いまの段階でも、小説書き支援に使えるレベルです。
私が試した具体的な内容は、
・プロットの提案
・文章の要約
・アイデア出しのブレーンストーミング
です。残念ながら、まだAIが考えた内容で小説を書いたことがないのですが(あまり面白くないw)、発想力を刺激するツールにはなっていますね。特にアイデア出しでAIと会話することで、ノーミソを回すきっかけづくりになります。
■AIが小説を書く日はいつくるか
先日、アメリカのSFコンテストがAIが書いた小説が大量に応募されてきたため、一時受付を停止したというニュースがありました。どうも妨害行為らしいのですけど、AIが書いた小説で応募するって、ちょっと眉をひそめてしまいます。
では、いつかAIが書いた小説が流通するようになる日がくるのでしょうか。
最初に書いちゃいますが、今はしばらく無理ですが、いずれは実現します。時期に関しては予断を許しません。GPTよりもコンパクトなシステムが開発され、現在よりも非力なPCで学習を行えるようになれば、爆発的な進化を遂げる可能性があるからなんです。
また、世界中がAIへの投資に目を向けていますので研究開発のスピードも加速度的に上がってきます。
その日まで人間は何に備えればいいんでしょうかね。
結論を先送りにして、ちょっと考えさせてください。ご意見があれば、ぜひ教えてくださいね。
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