AIが画像を生成する・Midjourney所感
お盆休みの名残である16日の大半を使って、Midjourneyで遊んでいました。Midjourneyとは、このところ作画界隈をにぎわしている描画AIのことです。
https://www.midjourney.com/home/
↑このテキストが渦巻いて消えていくシーンはとても既視感がある。古参ユーザーだけが知っているアプリにソックリw
使い方はネットに多数書かれているので省略しますが、これがスゴイのです。リアルな画像からポップイラストやロゴまで、与えられたキーワードから自動的に生成してくれるのです。
これまでAIという名前がついたWebアプリは多々ありましたが、その実、ほとんどがAIではないんですね。ところが、Midjourneyは違うのです、どうやっているのか推論構成していると思える挙動すらあり……
ちょっと触った感じから、中身を想像してみますと(あくまでも想像ね)、
・テンプレートとなる画像データベースを自前で持っている。
・ネットからキーワードに沿った画像を検索してくる。著名人の似顔絵も作れる。
・与えられたキーワードからユーザーの意図を「推論」して、画像を構成する。
・デフォルメや色調、タッチなどのフィルタを内蔵している。
・要素の配置テンプレートみたいなものがありそう。上手すぎる。
・画像構成を行うエンジンにパラメーター指定して、よりユーザーが希望する画像に近づける。この工程はランダムと試行錯誤しかない。
挙動からこんな印象を受けました。
・数詞の解釈が弱い。数詞の係りを間違える。これは顕著に表れた。
・長文を解釈できない(ことがある)。正しい英文よりも、単語の羅列で指定した方が望ましい結果を得られるケースがあった。
・日本語も理解する。他のユーザーが日本語の羅列で画像を作っていた。
・ファンタジー、サイバーパンク、SF領域がめちゃ得意。
・チェロケースを理解しなかった(チェロ女子用のカバーイラストが作れなかったw)
驚異的だと思ったポイント。
・画像生成の速さ。数秒で絵を描き始める。データベースが優秀なのか、検索が早いのか。
この一点につきます、なんでこんなに早く処理できるんだろう。分散コンピューティングとかしているんだろうか。謎。
■音楽もそう、作画もそう。人間の出番が減っていく。のか?
以前のエッセイで取り上げた音楽の自動生成に続いて、画像も自動生成されていくようになるんでしょうね。もちろん、人間が描いた絵のニーズは依然保たれるでしょうが、イメージイラストやカットは人間でなくてもいいやということになりそう。
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