プロ部門の内訳を分析してみる

 昨日、綾束さんが興味を示されたプロ部門の内容についてまとめてみました。

 プロ部門は文字通り、カクヨムの賞を受賞またはカクヨム経由で書籍化した作者だけが参加することを許された、いわば頂上決戦。どんな作品が寄せられているのか、私も野次馬的な興味があります。


■プロ部門のジャンルは?

 内訳はこんな具合でした。


ジャンル       作品数

異世界ファンタジー 129(43.4%)

ラブコメ      66(22.2%)

恋愛        43(14.5%)

現代ファンタジー  22(7.4%)

現代ドラマ     13(4.4%)

ホラー       8(2.7%)

SF         7(2.4%)

ミステリー     4(1.3%)

歴史・時代・伝奇  4(1.3%)

詩・童話・その他  1(0.3%)

         計297作品


 順当に売れセンのジャンル、つまり異世界ファンタジーがダントツですね。出版市場のパイを鑑みれば当然かもしれません。ただ、読者選考というフィルタがないことを考慮するならば……ホントに作者が書きたいジャンルの名作をコンテストにぶつけるという戦略もプロ部門ならばこそアリでしょうね。

 出でよチャレンジャー! 編集者は手ぐすね引いて待ってるぞ! 知らんけど。


■作品の公開時期・完結状況は?


 今朝時点の応募作297作品中、

・連載中 173作 (58.6%)

・完結済 122作 (41.4%)


 でした。旧作をそのまま投入しているケースもありますが、割合としては継続中作品あるいは新作の応募の方が多いようです。


■コンテストに向けた新作の割合は?


 では、カクヨムコンに向けて公開した作品はどの程度あるのでしょうか?

 あらかじめお断りしておきますが、この数値はカクヨムでの登録日だけを見ています、このため他サイトで完結済の作品も含まれるかもしれません(他の小説サイトは見てないし)。


・12月1日以降に公開 55作品 (18.6%)


 297作品中、55作がコンテスト開始以降に公開されていました。助走の勢いをつけるためか、コンテスト前に掲載を始めた作品も見受けられましたので、11月以降の公開作を含めて調べてみますと、


・11月1日以降に公開 79作品 (26.8%)


 となりました。実に1/4強が新規公開作なんですね。


 また面白そうなデータがありましたら、ご紹介します。


※毎年書いていることですが、これらのデータはサーバー負荷の低い早朝または深夜に充分なインターバルを置き、カクヨムのサービスに配慮を行った上で取得していますので、ご安心のほどを。

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