カクヨムコン最終結果発表!
月末かなと思っていたカクヨムコンの結果発表がありました。
受賞された皆さんおめでとうございます!(^_^)/
★第7回カクヨムWeb小説コンテスト
大賞: 5作品
特別賞: 31作品
ComicWalker漫画賞: 18作品
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_007
★カクヨムWeb小説短編賞2021
【短編小説部門】短編賞: 3作品
【短編小説部門】短編特別賞: 9作品
【実話・エッセイ・体験談部門】短編特別賞: 7作品
【短編小説部門】コミックフラッパー奨励賞: 1作品
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2021
毎日のようにデータを見ていましたから、ほぼお馴染みの作品ぞろいでした。
「ほぼ」というのは、データからは読み取れなかった意外な作品も含まれていたからです。詳細は後述します。
■該当作なしの部門も
長編部門の「キャラクター文芸部門大賞」「映画・映像化賞」、短編部門の「実話・エッセイ・体験談部門」が該当作なしとなりました。これはTwitterでも書いたのですが、「なぜ?」という感想しかありません。面白い作品いくつもあったのに。
これ、有り体に言って編集部にとって商品化する価値がない(=売る自信がない)と言っているようなものなんですよ。そんなに出版業界は切羽詰まった状況なんですかね。切羽詰まりまくっているんでしょう……残念です。
■「読まれ」から選考状況を「読んでみる」試み
これが私にとって最大の関心事です。外から何をどうすれば状況が読み取れるかです。
まず、前回立てた仮説を列挙します。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859223023567/episodes/16816927862903093589
〇仮説1:グルメコンの選考は発表日の3週間前から2週間前に行われた。
〇仮説2:選考会議は2回行われ、しかも同じ曜日だった。
〇仮説3:5月に発表が予定されているカクヨムコンの通知はGW以降である。
これに対し、今回カクヨムコンの「読まれ」から観測できた現象を追加します。
現象a. 「読まれ」のピークは部門ごとに以下の各日に記録された。
短編部門:四月中旬の数回および5/2, 5/6, 5/14, 5/15, 5/18
長編部門:四月中旬の数回および5/2, 5/6, 5/9, 5/10
現象b. 短編部門 実話エッセイの「読まれ」は木曜日にピークがあった。回数は2回。
現象c. GW以降に読まれていない作品が受賞している。
現象d. 「読まれ」ていない受賞作が存在する。
現象aからbまでは、仮説と矛盾しないのですが、現象cがよくわからんのですよ。これがね、GW前に「選考から外れたと確信した」私の作品とまったく同じパターンなんです。早い時点で受賞が決まっていたか、あるいは選考者の強い推しがあったとか? 理由はいくつか推測できますが、確定的な要素が見つからないのです。正直、これよりもっと面白い作品あるじゃんって思ったりして(内緒)。
これらをもって仮説をブラッシュアップします。
仮説1’:コンテストの選考は発表日の3週間前から2週間前(短編は1週間前の可能性あり→追記:可能性なし。もっと早い時期)に行われた。
仮説3’:5月に発表が予定されているカクヨムコンの選考はGW以降である。(誤りであることが判明。選考はもっと前です)
仮説4:「読まれ」ていない、または早い段階で決定した受賞作が存在する。
仮説5:選考時、作品の閲覧をカクヨム上で行っていない可能性(ダウンロードまたは印刷したデータを閲覧するなど)
仮説2は実話エッセイ部門で合致しているように思えますが、受賞作がないので検証不能としていったん取り下げます。
仮説4、仮説5はPVの回り方から説明のつかない受賞作(現象d.)があるため、要検証項目として追加しました。ここホント分からんのよ……。
引き続きデータを蓄積して、仮説の精度を高めてみたいと思います。
■受賞作の特徴
特徴というまでもないことですが、長編部門の作品はコンテスト締め切り後も安定して読み続けれられています。作品に魅力があって面白いからですね。とても分かりやすい(^_^)
一方、短編部門は読み続けられていることは受賞を占う要素としては不十分でした。受賞するだろうなと思っていた作品が、意外に賞を逃しています。面白いのに。
■リファレンス作品の動向
選考されているかどうかの指針として、何作か目印になる作品を選んで動向を追っていました。これらの作品を独自にリファレンス作品と呼んでいます。いずれも賞にからむだろうなというクオリティを持っていて、PVの増減の意味を探るのに利用していました。
そんな良作でも賞を逃す作品があるんですよ、やはり読み続けられていない=商品としての魅力に欠けるということなのかもしれません。なるほど……。
どんな作品をリファレンスにさせていただいたかといいますと、受賞した作品だけ書きますよ(汗)、たとえば木古おうみさんの「領怪神犯」です。これはリファレンスとして分かりやすいし、賞に絡むこと確実と思ってました。結果は案の定、ダブル受賞。おめでとうございます(^_^)
■短編小説マイスターの答え合わせ
以前書いたエッセイの答え合わせです。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859223023567/episodes/16816927862712787559
夢見里 龍さん:選考に残っている作品はかなり読まれているものが1つ、まったくが1つ。
→かなり読まれていた方の「鶴に殉ず」が短編賞受賞
くれはさん:選考に残っている作品はそこそこ読まれています。
→「高校生女子、異世界で油圧ショベルになっていた。」が短編賞受賞
Cさん:選考に残っている作品はかなり読まれているものが1つ、そこそこが1つ、まったくが1つ。これも結果が楽しみです。
→残念ながら受賞なし
Dさん:選考に残っている作品はそこそこ読まれています。
→残念ながら受賞なし
Eさん:選考に残っている作品は2つ、かなり読まれています。
→残念ながら受賞なし
結果は二分しましたが、お二方が受賞しました。やはり、マイスターの称号に偽りなしといったところでしょうか。特にEさんはリファレンスにさせていただいていました。とても読まれていたのに。
長くなりましたので、今回はこのへんで。
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