短編賞中間通過作品データ その1

 初めに書いてしまいますが、他の方もさんざんチャレンジし、同じ結論を出しているように選考条件の公式をデータから推測することは困難でした(ムダと分かっていても追試することが重要なのよ)。データのバラけ方を見ると、やはり「読んで選考」している様子が、そこはかとなく感じられます。


 なお、ここに掲載した★とPVのデータは締め切り後から収集を始めたリアルなデータです。ただしサーバーに負荷をかけないよう(ここ大切。強調しておきます)、点滴のようなゆっくりとしたスピードでデータを収集しているため、終了までちぃーとばかし時間がかかっています。

(3月のデータと比べてもあまり変わりがなかったので、これを締め切り直後データと呼んで支障なさそう)


■文字数


 281~11,177文字


 短編賞なので規約は1万字以下。しかし事前に予想したように、やはり1万字オーバーの通過作が2作ありました。字数もこれまた予想通りの約1割超過です。1000字ぐらい削れるでしょ~、って思うんだけどなぁ。


 字数違反はランキング表示されなくなったこともあり、今後のコンテストでは厳しくなっていくかも知れませんし、ずっと1割超過なら大目に見られるのかもしれません。。


■1人あたりの最大通過作品数


 前の速報にも書いたように最大5作でした。人気作家でもこの縛りがあるために選外となったであろう残念な作品がありますね。


 一方、長編部門だと一人10作あっても通過するんですよ。短編賞はたくさん応募しても最大数縛りのため多数応募の効果は限定的といえそうです。

(ヒマなときに分析してみたいと思います。覚えていたらねー)


■★で見てみる


★ (最小)4~753(最大) 中央値★44


 分布をみるとこんな感じ。


300以上 12作品

200~ 19作品

150~ 33作品

100~ 86作品

90~ 23作品

80~ 31作品

70~ 41作品

60~ 66作品

50~ 79作品

40~ 98作品

30~ 119作品

20~ 144作品

10~ 128作品

~9   12作品


 ★の数では、ボリュームゾーンが10~20,30。ヒト桁台で通過している作品も12作品ありました。少ない★で通過する理由が知りたかったので、ちょっと中身を拝見してみました。あるものは長編で人気を得ている作者で、妥当と思われるもの。また、あるものは選ばれた理由がまったく思い浮かびません。異世界ものだからですかねぇ、何か光るものがあったのでしょう。私にはその理由がわかりませんでした。


■PVで見てみる


 今回はPVも調査しました。話数ベースではカウントしていないため、作品の合計アクセス数です(後日、話数で割ったデータも追加予定)。


PV:(最小)12~85,744(最大) 中央値:214


10000以上 16作品

5000~ 12作品

4000~ 5作品

3000~ 9作品

2000~ 22作品

1500~ 19作品

1000~ 51作品

900~ 21作品

800~ 11作品

700~ 22作品

600~ 26作品

500~ 34作品

400~ 46作品

300~ 64作品

200~ 109作品

150~ 77作品

100~ 106作品

50~ 155作品

12~ 86作品


 ★の入り方と併せて見ると興味深いデータが観測できるのですが、まあそれは置いといて(笑)。


 この結果からすると、50アクセスもあれば選考の俎上に乗ると読んでいいですかね? PVをガツガツ稼がなくてもいいような印象。


 ただPVを増やしたいなら早い段階で★を増やす必要がありそうです。コンテストの選考には大きく影響しないでしょうけど、人には、これがヒントになるかも。


■再チャレンジ組


 前回、中間選考を通過し、今回も同じ作品で再チャレンジした作品は約70作あり、


 通過は2作とでましたが……少なすぎる気がする。後日再検証します。


ジャンルごとの集計は次回改めて行います。

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