「戦うイケメン」中編コンテスト結果発表!

 今月発表予定だった「戦うイケメン」コンテストの結果が発表されました。

https://kakuyomu.jp/contests/kadokawabooks_fightingman

 優秀賞が4作品に。受賞された皆さんおめでとうございます!


・ジャンルは次の通りです。

 異世界ファンタジー 3作

 現代ファンタジー  1作


 講評の中でも触れられていますが、書籍化作家が半数、カクヨムコンで受賞し書籍化が予定されている作者が1名と、実力派に集中しました。前例がないので、傾向と対策が読みにくかったようですが、やはりテーマを把握して、こなす力が求められたコンテストでしたね。


 このコンテストでも木古おうみさんの作品をリファレンス作品として追跡させていただいていました。クオリティが高いので、来るだろうな~と。今回も受賞されましたね、お見事です!


■最終選考作品が公開された


 これまでのコンテストで中間選考の結果は発表されましたが、今回は初めて(?)最終選考を争った作品群が公開されました。いわゆるまな板に乗った秀作たちです。

 これはデータを分析している私にとって貴重です。その「お宝データ」を調査した結果、いくつか分かったことがあります。


 まず、最終選考作のデータを元に「決戦」が行われた日。

 おそらく5月25日または5月26日です(追記参照)。俎上に乗った作品のPVは、この日に集中して高くなっています(ざっくり言って90%ほどの作品が該当)。選考した編集部が違うとコンテストの性質が変わることをそこはかとなく感じていますが、今回は分かりやすい方ですね。

 カクヨムコンと比べると、選考は意外なほど発表間際に行われたようです。外したらゴメン(笑)。でも、この時期に集中して読まれる理由は選考以外に想像つかないんですよ。


(追記)なぜ2日あるかといいますと、このとき丁度、南海の孤島へ出かけている最中で25日のデータだけ集計できなかったのです。ああなんということだ。重いノートPCとバッテリ一式を担いで行ったのに(涙)。


■シード的な作品がある? のかな???


 んーと、これは書くと問題があるかもしれませんが、優秀賞に選ばれた書籍化作家の作品はあまり読まれていません。もちろん5月26日(または25日)には読まれているんですが、選外となった中間選考通過作品の「読まれ」と比較すると明らかに少ないんですわ。

 作品のクオリティは高いこと、主催者が求めるテーマにマッチしていることは言うまでもないのです。が、私のウォッチ網に引っかからなかったのは「読まれ」の少なさゆえです。が、読者選考があるわけでもなく、深堀すべきポイントではないので、このへんで。

 一言でまとめてしまえば、予想が外れてちょっと悔しい的なヤツですw


■最終選考作品のジャンル分布


 せっかく貴重なデータを公開していただいたので、最終選考作品をジャンル分けしてみました。 


異世界ファンタジー  8 (44.4%)

現代ファンタジー   3 (16.7%)

歴史・時代・伝奇   3 (16.7%)

SF          2 (11.0%)

ミステリー      1 (5.6%)

現代ドラマ      1 (5.6%)


 テーマに親和性の高いジャンルが上位を占めました。派手さを演出すれば、現代ドラマのヒーローものも面白そうですね。


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