いつでもFACE TO FACE

高校入試を控えた長井満和（みつかず）は後輩達と二人の同級生、新山龍利（たつとし）と中崎恭一（きょういち）と共に放課後はラグビーに明け暮れていた。卒業後は就職するつもりでいたが、中崎と一緒に同じ高校を受験する流れに変わる…。そこは元来は私立の女子校だったが自分達が受験する年から共学に切り替わる所で、その高校に揃って合格を果たしたものの、男子の入学決定者が自分達二人しかいなかった事から事態は急変。言い出した張本人の中崎が自分の将来への不安から、内緒で工業高校も受験していた。そこは、もう一人の仲間である新山が就業と両立させる為に、合格を果たした定時制高校の全日制の方だった。
長井は合格を辞退し本来の就職を考えたが、周りの進めから意向は流され、たった一人で女子ばかりの高校に入学する事になった。頼りの…続きを読む