第7話 狂った計画
「今日は絶対に、私が勝負してやるわ。いーい?誰も邪魔しないでね。」
昼休みの屋上で、大原は仲間達に話した。
「でも来るかしら?」
「また一年生達にでも、念を押す様に頼んでおこうか?元はと言えば、勝てなかった藍子が悪いんだし。」
西尾と川崎は、そう言った。
「余計な事はしないで!彼女達は関係無いんだから。」
昨日は、あまりの予想外な展開に面食らった為、負けに等しい結果を残した藍子に、グランド十週は科せられなかった。今迄の振る舞いが嘘の様な、ヤケに後輩思いな言葉に、二人は熱でもあるのではないかと心配した。
「もし来なかったらどうするのよ?」
川崎が聞いた。
「それはそれで仕方ないわ。こっちだって、あんな結果を出されたんだから、文句が言えないじゃない。」
ろくに、事前に走り込みもしていないでの同着であり、これが毎日練習している身なら、並の一年生部員なら確実に追い越される。いずれ、その勢いは自分達の域迄、達してしまうかも知れない。藍子は決して足が遅い訳ではなく、二年生の中に、彼女に勝てない部員がいる程だった。だから昨日の結果は、根本が長井を必要とする理由を、自分達に納得させるのに十分だった。そうなった以上、現状は部長自らが動かない訳には行かなくなった。
ここ迄して実力を認めているのなら、入部させた方が部の活性化になるというのに、そうは素直になれないのが性分だった。あくまでも、顧問の前で自分が長井を負かさないと、気が済まなくなっていたのである。その日の授業が終わると長井の所へ、藍子が物凄い剣幕で歩み寄って来た。
「まさか、すぐ帰るんじゃないわよね?」
「えっ?」
「図星でしょう!今日も、陸上部に寄って貰うからね。」
「勘弁してよ。昨日は配達時間が遅くなって、専売所に電話が殺到したんだから。」
情けない声を発したが聞き入れては貰えず、ふと横を見ると、千秋迄が突っ立っていた。
「さぁ行きましょうか?」
「冗談じゃないよ!何だって、行かなきゃいけない理由があるんだ!?」
「もう一度、勝負するのよ。」
藍子は、そう言い放った。大原が自ら、挑戦状を叩き付け様と決起していた一方で、偶然にも、藍子自身も乗り出そうとしていた。
「勝負?そんなもの、昨日の一回キリで終わっているじゃないか。それに引き分けなら、誰にも文句は言えない筈だ!」
「引き分け…、ですって?」
千秋が鋭い口調で言った。長井は、うっかり口が滑っていた。
「『俺の負けだ』って、潔いフリをしていたの?そう、やっぱり…。手を抜いて勝負していたのね。」
藍子の指摘通り本当は、負ける予定でいたのだがゴール直前で、機転を働かせて引き分けに持って行った。そうすれば何かと後から言い様が立つと思ったからで、スタートが出遅れたものの直後、いつでも彼女を追い越せると確信できた。なので大原の、陸上部の部長としての勘というのは、見事にハズレてしまった事になり、ヘタな憶測に過ぎなかった。
勝ってしまったら根本から、しつこく入部をせがまれるのが目に見えていた。かと言って、決して勝ちは拾いたくない勝負でも、ただ負けて笑い者になるのも面白くなかった。そこで、あえて接戦を演じて難を逃れる道を、とっさに考えた。全ては、我が身を守る為に仕組んだ、自作自演の八百長だったのである。
「よくも私達を騙してくれたわね!」
千秋は震える声で言ったが、せっかく上手く行き掛けた八百長計画は、自ら暴露した事で終止符を打ってしまった。
『ワザと引き分けに持って行ったんだから、あの勝負が実力だと思ったら大間違い。』
素直に、自分は負けたんだとは心に閉まって置かず、そういった、つまらない認識を持ち続けていた事が事態の悪化を招いた。中学時代の成績は、学年ワースト記録を毎年、同じ相手と競り合っていたぐらいだった。所詮は、その程度の能力しか持たない長井が、考え付く策略の範囲には限界があると、藍子と千秋は思った。
「で、どうしようって言うんだ?あの先輩達の前で、謝れって言うのなら…。」
応じる気はあると開き直ったものの、彼女達の望みは何も、そんな事ではなかった。
「だから何度も言っているでしょう?もう一度、私と勝負するのよ。」
「別に女に勝ったって、嬉しいとは思わないんだ。それに…。」
『陸上部に入れ』という忠告の次に、受け入れられないものだった。そう言いながら、机の中からピンクのエプロンを取り出した。
「何?その恩があるから、私に勝とうとはしなかったって言うの?そうすれば私が先輩達から責められなくて済んだって?冗談じゃないわよ!私も油断していたのよ。だから次は、お互い手を抜かないで走りたいの。私の勝負、受けてくれるわよね?」
長井は、事態の深刻さを悟った。このままだと、本当に勝負させられてしまうので、昨日の計画は、台無しになる方向に進んでいた。
こうなると最終的には、この場から逃げ出すという手段しか残されていなかった。今更、真剣勝負などまっぴらなので、何気に後ろに下がった瞬間、いつの間にか周囲を取り囲まれている事に気が付いた。こうなる事態を予測していた藍子が、陸上部の一年生部員達を、集結させていたのだった。
「じゃあ、みんな悪いんだけれど彼を部室に連れて行って。私も後から行くから。」
彼女は実質、一年生のリーダー格なので、仲間を手配するなど訳も無い事だった。よく相手を見ずに女子だという理由だけで、いい加減な勝負で済ませた事が、ここで大きく跳ね返って来た。
どうしてもムキになりたくなる要因は、やはりエプロン作りを手伝った事がバレて、家庭科の評価が下がってしまった事ではないかと、長井は睨んだ。気にしていないとは言っていても、内心は違っているかも知れないが、もう観念するしかなく陸上部に直行となった。
『トンズラしようとしたって、そうは行かないのよ。絶対、逃げられないんだから。』
そう呟きながらも、勝負は根本や大原達が、まだ来ていない内に始めないといけなかった。でないと何かと面倒な事になり、中止せざるを得なくなるのだが、こうしている間にも大原が、今から長井と勝負を付けようと向かって来ていた。それは藍子は勿論、この場にいる全員が、知り得ない事だった。
「賭け事は一切ナシよ。どっちが本当は速いのか、それだけだから。」
その答えが、彼女にとっての勝負の目的であり、長井は黙ってスタートラインに着いた。コースは昨日と同じで、スタートのピストルは千秋が鳴らしたが、それは真剣勝負の開始を告げるばかりではなく、混乱の引き金をも抜く合図となった。まだ部室に到着していなかった、根本や大原達の耳に大きく鳴り響き、その音に反応すると、やがて一斉に慌てて部室に駆け出して来てしまった。
「何、勝手な勝負やっているのよッ!」
走っている二人を見て、大原は叫んだ。
「だからピストルは目立つから、やめ様って言ったのに…。」
千秋は言ったが、藍子は何故か本格的にやりたいと、あえて仲間の忠告を聞き入れなかった。この後に起こる、どんな状況をも覚悟していたからで、とにかく真剣勝負がしたかった。これが終わってしまえば、大原達に何をされても構わないとさえ思っていた。
大原の鋭い視線も気にしないで走る藍子に、千秋達一年生は、部を排斥されるかも知れないという、動揺を隠せなかった。根本が歩み寄って来たが、千秋達は視線を反らすばかりだった。決死の勢いで走る藍子は、大会でも出さない様なスピードを見せ、終始リードを保ったまま八百メートルを走り切った。結果は長井の完敗で、走り終えた二人は、そのままグランドに倒れ込んだ。
「言っておくけれど、真面目に走ったからな。どうして昨日、そのぐらいのスピードで走らなかったんだ?手を抜いていたのは、そっちの方じゃないか?」
「さっき言ったでしょう?昨日は油断していただけなのよ。それに次やったら多分、こんなに速くは走れないと思うわ。」
「冗談じゃない。もう二度と勝負なんかやらないからな!エプロン作った件で成績が落ちたなら、もう忘れてほしい。」
お互い息を切らしながらも、会話が弾んでいたが、そんな青春ドラマのワンシーンの様な光景は、長くは続かなかった。目の前に、大原がやって来たのである。
「どういうつもりなのよ一体!『明日も来る様に』って言ったのは、私と勝負する為だったのよ!あぁーあ、こんなに息を切らしちゃって。これじゃ勝負ができないわ!」
大事な獲物を後輩に取られてしまった口惜しさは、計り知れないものがあり、念願通り目の前に大事な素材はあるが、鮮度を無くした様に疲れてしまっていた。これでは今日は、正常な勝負はできなくなってしまった。
「勝てばいいってもんじゃないのよ!部長の許可無く勝手な勝負をやって、どうなるか分かっているの?グランド十周なんかじゃ済まないわよ!」
川崎が言ったが、こんな状況を作った張本人の藍子には、何も怖いものがなかった。叱責ぐらいは予想の範囲内であり、全てを捨てる覚悟があって、この勝負に挑んだのだった。自分のプライドの為に、納得できる結果を得られたなら、何も後悔はしていないし、部からの排斥など問題ではなかった。
「昨日の続きをやっただけだ。どっちが速いのか、これでハッキリしたんだから良かったじゃないか。それに元々は、俺を負かして笑い者にするつもりでいたんだろう?」
確かに自分が出る迄も無く、長井を負かしたという結果にはなっても、どうにも腑に落ちなかった。この現場を見る限り、笑い者にできる要素は全く無く『素晴らしい勝負だった』としか言い表し様がなかった。
『実に後輩達は、いい汗かいてますね。』
どうしても先輩らしく、そうは言えないのが大原の特有の、ひねくれた性格だった。
「どっちが勝ったか何て関係無いのよ!私に断りもしないで、こんな勝手な勝負をやって…。今、自分が何を言われているのか分かっているわよね?」
「さっさと立ちなさいよ!キャプテンに逆らったんだから、グランド二〇周よ!」
西尾が、とどめを刺す様に言うと、これが始めから分かっていたかの様に、藍子はスクッと立ち上がった。
どうして倍に増えているのかという、疑問を抱いた長井に、そばにいた千秋が答えた。大会などで勝つべき所で勝てなかったり、リレーで抜かれて大敗に繋がる様な結果をもたらした部員には、ペナルティーが与えられる。それが『グランド十週』だった。
『そんな事を言ったら、この部長や上級生自体が、グランド二〇週じゃないか?』
毎回、大敗記録を作っている張本人達であり全然、脚光を浴びれていないのが、その答えだった。それを後輩だけに責任を取らせ様だなんて、どんな根拠からなんだと言いたい。
「黙って聞いてよ!聞こえちゃったら、どうするの!」
説明は続いて他にも、部の秩序を乱した時は、倍に増やされてしまう決まりがあった。特に先輩に逆らうなどという行為は、もっての他で、場合によっては排斥処分も有り得る。これは部の設立当初からの伝統的なルールで、大原達も入部当時は従わされていた事だった。
ちなみに排斥となれば、もはや部員では無くなる為、グランドを走らされるというペナルティーは、科せられなくなる。だから、その最悪の処分を自ら望んだ藍子は、別に言われた通りに走る必要は無かったのだが、一応ケジメは付けなければと思った。それだけ長井との勝負には、進退を賭けていたのだった。
「おいっ!バカ正直に走る必要なんかないんだ。賭け事はナシだって、さっき言ったじゃないか!」
そう叫んだが彼女にとっては、もう避けられない状況になっていて、例え部を去る事になろうとも、何もやらずに逃げる様に辞めたくはなかった。千秋にも何か言って欲しいと視線を送ったが、身動き一つ取れないでいた。
藍子は、結果的には部の秩序を乱した事になる為、ペナルティーが科せられるのは当然と見るしかなかった。何より先輩の指示には、何がなんでも従わなければならず、同じ後輩でしかないという立場上、どうする事もできなかった。唯一して上げられる事といえば…。
「あたしは…、あたしも一緒に走る!」
そう言うなり、後に続いて走り出してしまい、それを見た他の一年生部員全員も、一緒について行ったのだった。
「こんな青春ドラマみたいな事は大嫌いだ!おい大原さん!昨日、入部させられるのが嫌で、ワザと引き分けに持って行ったのは認める。今日は賭け事ナシで真剣にやろうと話し合っただけだから、負けたらグランドを走るとかは約束していないんだよ。」
そんな作り話しには引っ掛からないと跳ね返され、必死の訴えさえ当の本人には届かなかったが、実際は、信じたくはないというのが大原の本心だった。確かに練習を積めば、自分を追い越すぐらいに速くはなるかも知れないが、現状は藍子とどっこいどっこいか、それ以下でしかなかった。
昨日の勝負の結果が、その答えを物語っているのだと無理矢理、自分に言い聞かせていた。ワザとレベルを落として接戦を演じていたなんて、所詮は強がりに決まっていると、両脇に西尾と川崎を従えて、高笑いしていた。
昨日、真面目に走ってさえいれば、こんな事態は起こっていなかったと、長井には後悔があった。その為に藍子は今日、全てを捨てる覚悟で勝負を挑んで来たというよりは、本当に全てを、捨てなければならない状況に陥っていた。何とかして今、おもちゃの様に走らされている彼女達を、助けて上げなければと思った。でも、どんなに足りない頭で考えても、いい案は浮かばなかった。
「本当に、ただの強がりや作り話しだと思うのなら、試しに勝負してみたら?彼と。」
その時、唐突に根本が口を開き、現実逃避な考えこそが強がりだと、大原に向かって言った。常に、弱い立場には優しい一面を持つ顧問なら、藍子達のペナルティーを解いてやれるに違いない。幾等、部のルールだとか練習の内とはいっても、上級生達の行き過ぎる行為には、歯止めを掛けられる筈だった。
疑問に思えてならないのは、こんな理不尽な理由で走らされている現状を、どうして黙って見ていられるのかという事だった。ひょっとして自分に、この窮地を救って欲しいと願っているのかも知れない。とっくに誰かが止めに入っても、おかしくはない状況をあえて傍観しておいて、偶然の機会を伺っていたとしたら…。今こそ、自分の出番だと思った。
「そうだ、ハッタリだと思うのなら勝負してみれば分かる!さっきから謂れのない事で、黙っていられなかったんだ!」
そう挑発された大原は、言い返した。
「誰に向かって口きいているのよ!甘く見て貰っちゃ困るわ!」
長井は、根本の思惑通りに動き出した。確かに、弱い立場に味方する優しい一面があったが、かと言って極端に過保護ではなかった。先輩と後輩の、こういった厳しい上下関係は、別に珍しい話しではない。暴力沙汰にでもならない限りは極力、仲介には入らない様に心掛けていたが、今回に至っては長井の出方に賭けていたのである。
そんな顧問が仕向けた急展開の事態に、大原は受けない訳には行かなくなった。
「じゃ、一周勝負だ。俺が勝ったら、藍子達のペナルティーを解いてやってほしい。」
「負けたら、どうするのよ?」
「グランドの真ん中で、土下座でもなんでもしてやるよ。」
「バッカじゃないの?今走ったばっかりで、私に挑戦しようだなんて。」
本当にバカなのかも知れないが、全ては友達を救う為で、道は違えども彼女達も、自分を友達だと思ってくれている筈だった。その思いは、走るのに無我夢中の藍子と千秋達にさえ、強く伝わっていた。
「一応、油断はしないでね。」
二人がスタートに着くと、ピストルを鳴らす西尾が言った。トラック開放が必要となり、ペナルティは一旦、休息となった。
「余計な事言ってないで、さっさとスタート鳴らしてよ!」
本題から大きく反れた勝負が始まったが、周囲の予想通り既に一回、走った事が大きなハンディになっていた。僅かながらスタートから差を付けられて結局、一度も追い越せないまま負けてしまったのである。だが事態は、ある方向に大きく傾こうとしていた。
本当に僅差だった事から、その結果に大原は、部長としての立場を疑われる要因を作ってしまった。男子を相手にしたとは言え所詮は、大した陸上競技の経験が無い一年生だった。しかも一回、走った直後という事もあって、誰もが大原の圧勝を予想していた。
負ける要素は無いにも関わらず、部長のギリギリ精一杯の勝ち方に、周りは疑問を持ち始めていた。もし長井の直前の勝負が無かったら、勝敗は入れ替わっていたかも知れないという推測は、否定できなかった。視線が大原一点に集中し、立ち止まっていた藍子達も、その足を休める様に座り込んだ。
「キャプテン?何だか、やっと勝てたっていう感じね。もっと、差を付けても良かったんじゃないの?あーっ、分かった!昨日の長井君を見習って、あなたも手を抜いたんでしょう!ダメよ、八百長なんて。」
そう根本は言ったが、明らかに皮肉だった。さすがに大原は何も言い返せず、勝負は制したものの、部長としての面目は丸潰れになった。何とか顧問の目の前で、長井を負かす事はできたが、こんなギリギリで勝敗が決まった結果から言えば、野望は達成できなかった。
『彼は足が遅過ぎる、だから戦力外よ!』
そうは言い切れない現実を、自らが証明してしまったに等しかった。仮にも八百メートル走を終えたばかりの相手に、四百メートル勝負で、体一つ分のリードしか取れなかった結果に『ウォーミングアップをしていなかった』は言い訳にならなかった。
「いや、負けは負けだから。」
長井は口約通り、土下座しようとグランドの中央に向かうと、その光景を眺めていた藍子達は、ハッとして再び走り出した。結果的には負けなので、このままペナルティを続行しなければならなかったが…。
「もう走らなくたって、いいわよ。今日の練習は、これで終わりにするから。」
大原は、藍子達に向かって叫んだ。この状況下で長井に潔くされるのは、かえって迷惑なので、そう言うしかなかった。
「じゃあ俺、バイトがあるから。」
一区切り付いた所で長井はクールに、その場を去ろうとした。
「ちょっと!帰っちゃうの!」
「部長は、もう帰ってもいいって言ったじゃないか。みんなの罰ゲームも終わったんだ。先輩の言う事は絶対なんだろう?」
千秋の呼び掛けには応じず、そう言い残すと足早に退散して行ったが、これで一件落着とはならなかった。部の秩序を乱した者がいる以上、ペナルティーは遂行されなければならない。勝手な処分の切り上げは例え、全てを行使できる部長であっても許されないと、西尾と川崎は大原に訴えた。
「大丈夫よ、誰かが代わりに走ればいいから。じゃあ、そういう事で私が走るわ。」
彼女が取った行動は意外で、藍子達と入れ替わる様に、今度は自分がグランドを走り出した。きっと、どうしようもないやり切れなさを感じたに違いなかった。とっくに二〇周は超えたというのに、涙を浮かべながら、いつ迄も走り続けていた。自らをペナルティー対象者と代替えした事で、藍子が部を排斥される理由は、全て水に流れたのだった。
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