碧月　葉

―― 豊臣秀頼は本当は誰の子なのか？ 戦国ファンの方も、そうでない方も、当時の面々を思い浮かべながら、そのミステリーに思いを巡らせた事があるのではないでしょうか。 この物語は、…続きを読む

一体何度、涙が溢れた事でしょう。 この物語は、源平合戦の時代を舞台にした本格歴史小説です。 武士の理、組織としての戦略、人の情、その狭間で生まれる葛藤、決断、愛が熱量たっぷりに…続きを読む

—— 特別な人は作らない。 三千年もの間そうして過ごしてきたバイオノイド「レナータ」。 守り神として崇め奉られていた彼女はある日、三白眼の５歳児「アレス」と出会います。 「レ…続きを読む

歴史時代ジャンルといえば、王侯貴族や戦国武将、幕末の志士などにスポットをあてた物語が多いように思います。 私は、そうしたお話も大好きですが、こちら『深川損料屋月見堂　～片見月～』…続きを読む

—— 19世紀の英国を舞台にしたハートウォーミングな恋物語 仕事がない、お金がない、温かい家庭がない……追い詰められ擦り切れ、すっかり自分に自信がなくなってしまったロビン。 …続きを読む

『異世界』『男の娘 』『NTR 』『R15』 タグを見て一瞬 「ちょっとエッチな異世界ラブコメかしら？」 と思った私は、危うくこの物語をスルーしそうになりました。 しかし、早…続きを読む

「教師と生徒の許されざる恋」…… ジャンルを確認しないでこの物語を手に取った私は、てっきりそういう話だろうと思ってのんびりと読み進めました。 ところが‼︎ コレってミステリーだ…続きを読む

10年以上前に別れたかつての恋人からの突然の連絡があったら……しかも別れの理由は分からないままの相手からだったら。 やっぱりハッとするというか、感情は揺さぶられませんか？ そん…続きを読む

「花嫁姿の娘の写真を撮ってほしい」 ある時、高校生写真家の「結野」はそんな依頼を受けました。 桜の花びらが舞う公園で、彼はシャッターをきります。 被写体となっているのは、純白の…続きを読む

コーヒーの香ばしい香り漂う食卓。 じいちゃんとの「いつも」の会話。 白い毛並みの愛犬ラッキーが散歩をおねだりしてきて…… そんな何気ない日常の朝から始まる、とてもハートフルな物語…続きを読む

全ての地域が梅雨入りし、傘の出番が増える季節になりました。 さて、この作品はそんな今の季節にぴったりな傘の短編集です。 先ずは各話のタイトルを覗いてみてください。 紫陽花、オ…続きを読む

—— とんでもない物語を見つけてしまったかも知れない。 読み始めて少し経ってからゾクっとしました。 それくらい壮大で、緻密で、思いの詰まった本格的な歴史小説です。 私は、日本…続きを読む

炊き立てのご飯♪ 白チーズを使ったパンケーキ ♪ クロワッサン♪ 寒い朝、ほかほかの朝食を食べると元気になるし幸せな気持ちになりますよね。 このお話は、あったかいご飯を頂ける…続きを読む

誰もが知っている桶狭間の戦いの、誰も知らない真実の姿が見える。 そんな物語のように感じました。 なぜ信長は東海道一の武将に勝てたの？ 義元の驕り？　信長の勢い？ 歴史の授業や様…続きを読む

「あの～」 一人暮らしの部屋のどこかから、そんな声がかかったら。 あなたならどうしますか？ 聞こえなかったフリをする？ 逃げだす？ この物語の主人公である大吾は、思わず返事を…続きを読む

歴史の面白さって、こういうことだ。 読みながら何度もそう思いました。 史実を丁寧に拾い集め、練られたロジカルなストーリーは、冷静でありつつも情熱的です。 あの時代を生きた人々、…続きを読む

ちょっぴりツンなヒロイン「セイナ」とお人好しで優しいヒーロー「ソラ」の２星の物語。 公園もデパートも映画館もある宇宙空間で、星たちは恋をしています。 年に一度のいつものデート中、…続きを読む

カクヨムをやってて良かった……。 満足の溜め息と、涙が滲む目元を押さえながら読了しました。 平安末期、平清盛の甥である「教経」と彼を慕う女性「玉虫」の物語です。 恋の始まりからそ…続きを読む

「乙女ゲーム」というワードが気になってしまったあなた この物語をちょっと覗いてみませんか？ あ、うーん、出来ればちょっとと言わず第34話より先まで読んでみてください。 ”光と闇…続きを読む

二歳の柴犬『みたらし』くんの日常にほんわかする、癒し溢れるお話です。 毛色が灰色のシーズー『ごまだんご』 TopYouTuberの犬『くるみゆべし』 ちょっと茶色が濃いお姉さ…続きを読む

日本史にその名を刻む平将門公。 あなたはどのくらい知っていますか？ こちらは「将門記」を基に書かれた、史実として伝わる部分と、作者の創作フィクションのバランスが絶妙な（いい意味で…続きを読む

南方育ちの14歳の快活な少女カナンが、病弱な王子様の身代わりに、大国の皇子様を接待する事になって色々な事が巻き起こる、 冒険あり、友情あり、恋あり、国と国の陰謀ありのとっても楽しい…続きを読む

平安末期から鎌倉にかけて「近衞 基通」を軸に繰り広げられる「恋」をめぐる3部作、こちらは、その締めを飾る物語です。 基通は、鎌倉初期に摂政、関白などを務めた公卿です。養母は平清盛…続きを読む

読み終わった後に、深いため息と感動が押し寄せました。 実は、普段はSFを殆ど読まない私ですが、とても惹き込まれてしまいました。 未来を舞台にしたお話。革命軍の軍医、ジーンが主人公…続きを読む

しみじみとそう思わせてくれる傑作だと思います。 信長、秀吉、家康そして信玄など、誰しもが「知ってる！」と思う武将達の見たことの無い顔が垣間見えてゾクリとすること請け合いです。(私…続きを読む

主人公は、山内一豊と千代の娘「与祢姫」。 そんな戦国の姫の体に、21世紀の化粧品メーカー勤務（研究職）の「私」が目覚め、持ち前のポジティブ思考と美容の知識で乱世を駆け抜けていきま…続きを読む

私の心の奥には、スッと届いてきました。 人を好きになって、想いが通じて、幸せで、でも上手く届かない日もあって。 今の生活があって、そして夢があって。 そんな青春の日々をリアル…続きを読む

戦、そして爽やかな恋模様など、戦国時代最高の智将の若き日を存分に楽しめる物語です。 重厚な戦闘シーン、武将同士の謀の掛け合い、想い・望みのぶつかり合いが鮮やかに書かれ、歴史好きな…続きを読む

きらきら光る、個々の命や想いに対する筆者の温かい眼差しを、そして戦争に対する厳しく沈痛な眼差しを感じます。 小説の奥深さと、戦争について改めて気づきを頂ける、次代に伝えていきたい…続きを読む

春のある日、仕事に追われる若き官吏、紀広足は野原で心惹かれる乙女に出会います。 そして、歌をーー。 風景、音、味、匂い、触れた感触 万葉の世界を五感で感じさせてくれる、美しい文…続きを読む

「一遍上人」と、その妻「超一房」の物語です。 捨聖と尊称されるストイックな僧のイメージと、大勢が楽しげに体を揺らす踊念仏のイメージ。 これまで、私の中ではこの2つが結び付かず、…続きを読む

精霊に会いたいマリーは、ミルクとビスケットを用意してバルコニーで待っています。 しかし、そこに現れたのは黒い短髪の整った顔立ちの男の子でした。しかもその正体は「竜」！ ファンタジ…続きを読む

重めの「好き」。 あなたは、心惹かれませんか？ そう！ヒーローは、執着系です。 しかも、かなりしっかり一途に想ってくれます。 そして、ヒロインが男前だからでしょうか、物語自体はド…続きを読む

若き日の「源義家」と、奥六郡司　安倍頼時の娘　「一加」。 二人の運命を描いた物語です。 歴史の妙も、合戦の勇壮さも、武将の勇姿も、人間ドラマも…… そして恋も。 見所を挙げればキ…続きを読む

男前なヒロインと、強くて美男子で愛が重めのヒーローのお話です。 騎士を目指すヒロインが、王立学院へ転入したところから物語は始まりますが…。 「狼の姿も綺麗だよ。セラ」 獣…続きを読む

3千人で守るお城に、8万の兵が攻めてきたらどうしましょう⁉︎ 普通だったら、もう大ピンチという所です。 でも、主人公の北条氏康は、並の武将ではないようですよ。 武将たちの　力×…続きを読む

「平知盛」… 誰？　 そう思った方にこそ読んでほしい物語です。 かく言う私も、その一人。 平家物語と言えば、必死に暗記した冒頭部分と、「敦盛」「扇の的」の場面くらいしか思い浮かば…続きを読む

丁寧な作品で、読む方も大切に読んでいきたいと思うお話です。

ファンタジーが好きな方なら、デトックス効果を感じるくらい、描写が美しく、ヒーロー、ヒロインの人柄にも癒されます。

駅や鉄道員の秘密、訪れる覚醒、花。 とてもユニークな世界が広がります。 丁寧で穏やかな文章なのですが、静かな熱を感じ、話数を追うごとにその熱は高まっていきました。 そして、気…続きを読む

3日間、この物語に見合うレビューを考えました。 何度も読み返して、どういう言葉を使えばこの素晴らしさが伝わるのだろう？と。 そして、読む度により深く心に沁み、胸が温かいもので満た…続きを読む

貂蝉が主人公で、とても格好良いです。 私は、ゲーム等を嗜む程度のライトな三国志好きで、貂蝉というと「呂布の傍にいる可愛い娘」という印象しかありませんでした。 けれど、本作では戦っ…続きを読む

妖精のような生き物である主人公の「僕」。
彼の切望、熱が、鮮やかにこの一話に込められて書かれていて素敵でした。

ハロウィン＆コメディ＆ハッピーエンド、そして恋愛 と、タグでも掲げられている要素がキュっと詰まった楽しい物語です。 登場するお菓子もノスタルジック且つ、ひねりが効いていて、思わず…続きを読む

あまり多くは残されていない、当時の奥州平泉の面々、兵どもの様子が、生き生きとあらわされていて見事です。

飛鳥時代のある一幕が、鮮やかに書かれています。
秋にぴったりの美しい物語だと思いました。
「あとがき」もとても丁寧で、本編への理解を深めてくれます。

ラストも秀逸です。

定子様好きな私も、とても楽しみました。
ブレない一条帝も魅力的です。

人々の交わす会話、まちの音、ざわざわとした日常風景から、ピンと空気の張りつめた、あやかし（？）の空間へ。 １話目は青春瑞々しい！２話目はキュンとします。 丁寧に書かれていて、私は…続きを読む