原田楓香

声だけの君に恋をする⁉

今朝も通学途中に何やら不思議な気配が、僕の後ろをスキップしてついてくる

『瞬きの終わる前に』番外編！　

出会ったその人は、まさかの人気アイドルグループのメンバーだった？！

私の『好き』は、ホンモノじゃないの？

僕には 言えない秘密がある・・・

なあ、想子さん。ほんとはぬいぐるみじゃなくて。

……いや、そこそこでええねんけど。

……いや、そこそこでええねんけど。

それって、アンラッキーなことなん？

「風が強いね」　彼女は言った。

なあ、想子さん。ほんとはぬいぐるみじゃなくて。

……いや、そこそこでええねんけど。

それって、アンラッキーなことなん？

「風が強いね」　彼女は言った。

僕には 言えない秘密がある・・・

私の『好き』は、ホンモノじゃないの？

……いや、そこそこでええねんけど。

今朝も通学途中に何やら不思議な気配が、僕の後ろをスキップしてついてくる

「ねえ。に～に。眠くなるまでそばにいてね」

「ヒモが、いる」 彼女が言った。

　「たいへんたいへんたいへん！」 　彼女が言った。

「掃除機なんか、かけてへんよ」彼女が言った。

彼女が言った。 「私、明日、引っ越すの」

「私、明日、引っ越すの」　彼女が言った。

「風が強いね」　彼女は言った。

それって、アンラッキーなことなん？