それは決して奇跡ではない 3000 VS 80000の戦いの行方は
- ★★★ Excellent!!!
3千人で守るお城に、8万の兵が攻めてきたらどうしましょう⁉︎
普通だったら、もう大ピンチという所です。
でも、主人公の北条氏康は、並の武将ではないようですよ。
武将たちの 力×力、策vs策、想い×想い が交錯し、ぶつかり合いながら物語は進みます。
戦だけではなく、人と人との繋がりもこの作品の魅力の一つ。時に愛嬌を覗かせる武将達に、親しみを覚えてしまうのではないでしょうか。
この戦は日本三大奇襲の一つだそうです。
目配りの利いた描写で、そんなことも全く知らなかった私でも、戦いの行方をワクワク、時に胸を熱くしながら楽しみました。
「河越夜戦」、それは奇跡ではなく、広い視野と複合的な思考と想いで練られた武将たちの夢の果て。
是非読んでみてください!