河越夜戦 〜相模の獅子・北条新九郎氏康は、今川・武田連合軍と関東諸侯同盟軍八万に、いかに立ち向かったのか〜

はじめに

まえがき

　これから綴（つづ）る物語は、いちおうは史実を元にしていますが、そうでないところもあります。それは、筆者の不勉強によるものと、敢えてそうしているところがあります。「誰々はそんなことは言っていない」とか「何々はそういう動きをしていない」ということがあると思います。そう、敢えていうなら、歴史ファンタジー、戦国ファンタジーといったところでしょうか。そこはどうか、笑ってお許しいただければと思います。

　この物語に触れて、歴史に興味を持ったり、歴史上の人物について知りたくなったり、はたまた、この物語を面白いと思っていただけたら、筆者として、これほどうれしいことはございません。

　また、ひとつのエピソードにつき、2,500字～8,000字あります。全話（本編）で200,000字くらいあります。

　長い物語で恐縮ですが、どうかよろしくお願いいたします。