クレマチスの動輪

作者 ポエム

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★★★ Excellent!!!

新人駅員の井上君を始めとした、魅力的なキャラクターがたくさん出てくる現代ファンタジー小説です。
が!
駅や駅員さんのお仕事の描写が、とんでもなくリアルです!
作者様は、相当綿密に取材をされておられると思います。
大阪駅など馴染み深い駅がたくさん登場するので、推し駅目立てに読まれるのもいいかも。

★★ Very Good!!

 不思議な駅員を見かけた主人公が、長じた後、自身も駅員となって、その不思議な駅という場所に関わっていく現代ファンタジーです。

 この「駅」という単語に、私は憧憬があります。駅には無目的の人はいない。仕事をしている駅員は勿論、旅立つ人、帰ってくる人、迎えに来た人、駅ビルでデートしている人もいるでしょうし、「ただ何となく来ただけ」という人がいない空間のように思えつつ、同じような空間である空港に比べ、トーンが落ちているように思うからこそ、そういう憧憬があるのかも知れません。

 物語も前半は主人公の駅員としての仕事や人間関係を丁寧に描く事で、後に起こるファンタジックな非日常とのギャップを生んでくれます。

 駅という人が行き交う空間が舞台になっている事を自覚させられるように、人間関係に引き込まれ、この物語がただの異能が乱舞するバトルファンタジーでない事が刻まれていく…そんな気にさせられました。

★★★ Excellent!!!

鉄道マニア、集まれ!
しかし、鉄道マニアでない人も楽しめる作品です。様々な謎かけがされており、ページを捲るのが楽しいと思うはず。
駅について詳しく書かれていて、駅の描写を読むだけでも十分に楽しめます。
しばらくは駅についての描写が続きますが、最も気になる『謎』は、一ページに登場します。駅について学びながら、謎を追いかけると楽しいですよ!

★★★ Excellent!!!

誰もが訪れる場所「駅」を舞台にした現代社会ならではのファンタジー。
まずそこに着目したインスピレーションに脱帽!

そして、新米駅員の主人公の視点でその業務の数々を拝見し
「へぇー駅員さんってこんな世界で働いてるんだなー」と思う序章から
一気にファンタジー色の強まる中盤への変遷が、
丁寧な描写ながら疾走感があり、さらには異能バトルも組み込まれ
この先どうなるの?と目が離せません。

舞台になってる駅を実際に今後訪れるときは、ああ、ここで……、
と楽しい妄想が広がりそう。
そんな愉悦も含んで、これからのストーリーも味わいたいです。

★★★ Excellent!!!

駅や鉄道員の秘密、訪れる覚醒、花。

とてもユニークな世界が広がります。

丁寧で穏やかな文章なのですが、静かな熱を感じ、話数を追うごとにその熱は高まっていきました。

そして、気がつけばすっかり虜に。

唯一無二の素敵なファンタジーです。
是非読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

センスのあるタイトル名と、他には無いジャンルを感じたので、最後まで読ませていただいた作品です。

舞台は大阪――――ではなく、大阪駅。はい、私達が普段、何気なく利用している交通機関。

【駅】が舞台です。

主人公は、幼少の頃に見た駅員の用いる不思議な力を目の当たりにし、自らも駅員になって、その超能力の謎を解明しようと働きます。

この作品の魅力の一つは、しっかりと現代ファンタジーで、現代の表側とファンタジーの日常が分かれている事です。

駅構内の詳しい構造や、普段の駅員の仕事の内容など、一般人には触れられる事のない情報ですよね?

この作品は、そんな駅員の仕事を主人公を通して、楽しく勉強していくような感覚を味わえるのが、私個人が感じた魅力です。

更に、日常の裏側にあるだろうファンタジーの痕跡や謎を小出しにしていて、謎の神秘性を増している事や。

何も知らない主人公と共に、物語が進んでいく事で、段々と明かされていく謎を知っていくのを、登場人物である〝主人公〟と共に楽しめるところも、非常に高評価です!

読みやすく、簡潔にまとめられた内容。また、誤字・脱字がないので、ストレスなく読み進めていけますよ!

現代……………私達が生きている日常の裏側では、密かにファンタジーな日常が送られている…………。

何ともロマンあふれる作品!

皆さんも、どうぞこの作品を読んでみてはいかがかな?

★★★ Excellent!!!

本作で目につくのが、まずそのリアルな駅員の描写。実際で働いていたのかと思うほど微細でリアル。

そこにファンタジーの要素を入れることで目新しさがある。まだ10話程だが二つの短編を取り合わせた様で面白い。まさに「現代ファンタジー」といえる一作。現代とファンタジーのバランスが良いため、程よく変化が楽しめる。

★★ Very Good!!

 駅は通勤という日常もあり、事件という非日常も発生する場所。

ある意味ファンタジーな駅という場所で、治安を守るために、駅員の彼等には『力』が与えられる。

 駅が中心のファンタジーは自分はあまり見たことがなかったので新鮮さがありました。

駅員の仕事内容や、駅員しか知り得ないような駅の内装など。

思わず、へー、と言ってしまうようなこともあり、とても興味を惹き立ててくれました。

★★ Very Good!!

 今でこそラノベと言われていますが昔はジュブナイルと言われていました。
 当時奇想天外な発想は漫画の専売特許で、ジュブナイルと言われた小説は丁寧な日常表現の中にちょっとしたSFエッセンスといったものが多かったです。
 代表的なものは、眉村卓『ねらわれた学園』や筒井康隆『時をかける少女』なんかですかね。
 当時の教師は『くだらない』とバッサリでしたが、長く読み続けられ近年アニメ映画化されたということはやっと時代が追いついたということでしょうか?
 ラノベのような破天荒な展開ではなく、しっかりとした日常描写の上に少しづつ現れる非日常。
 昔読んだジュブナイルの匂いがいい感じです。