概要
別れ、再会、封じきれない思い。二人の十年間を綴るビターな恋愛ストーリー
腹黒小悪魔系美少年を標榜する僕・ティモシーは、学園のクラスメートで田舎貴族令嬢のビビアンが気にかかってる。彼女は美少女の自覚があるくせに、その風貌も天性のあざとしぐさも隠してあえて地味に過ごそうとしてる。
ついついちょっかいを出してるうちに、僕らは秘密を共有するようになった。彼女も僕を好きだと思っていたのに、意外過ぎる理由で拒まれた。
気まずいまま疎遠になり、数年後僕たちは再会した。音楽家と有閑夫人として、いささか浮かれた付き合いが始まったけど…?
何度もほどけては結び直される絆。
交錯する想いが奏でるビターな恋愛ストーリー。
<はしがき>
・異世界ものですが魔法はありません。単に「架空の国」程度に捉えていただければ。文化程度は19世紀前半相当です。
・転生語りがありますが
ついついちょっかいを出してるうちに、僕らは秘密を共有するようになった。彼女も僕を好きだと思っていたのに、意外過ぎる理由で拒まれた。
気まずいまま疎遠になり、数年後僕たちは再会した。音楽家と有閑夫人として、いささか浮かれた付き合いが始まったけど…?
何度もほどけては結び直される絆。
交錯する想いが奏でるビターな恋愛ストーリー。
<はしがき>
・異世界ものですが魔法はありません。単に「架空の国」程度に捉えていただければ。文化程度は19世紀前半相当です。
・転生語りがありますが
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!泡沫の恋の行方を……ぜひ辿って欲しい
『異世界』『男の娘 』『NTR 』『R15』
タグを見て一瞬
「ちょっとエッチな異世界ラブコメかしら?」
と思った私は、危うくこの物語をスルーしそうになりました。
しかし、早まらないで良かったぁ。
そう、この物語は、綿密にストーリーが練られた、大人向けの恋愛小説でした。
小悪魔系美少年ティモシーと、小悪魔系美少女のビビアンの恋物語〜と紹介できるほど簡単なお話ではなく、作者さんのキャッチコピーにもあるように、ビターな面も含むけれど、熱い想いが迸る、非常に人間味溢れる「愛」の物語なのです。
更に、舞台は異世界というより19世紀のヨーロッパを彷彿とさせる雰囲気ですので、海外のヒストリカ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!LGBTQ+が現実社会の中で生きていく物語
異世界タグではありますがご都合主義はなく結構リアル。自分の定まらない性と厳格なルールを振りかざす社会との葛藤が生々しいまでに描かれています。
特にティモシーの音楽家としての生活は中世から続くヨーロッパの作曲家達を彷彿とさせます。
重い展開が連続しますが、文字数や文章が読みやすい事もあってついつい気になって読んでしまう。数ある同性愛をテーマにした作品の中でこのお話は終始ビターな味わいを醸し出しています。重厚な物語をお求めの方は是非!
追記
後書きにはLGBTQ+の詳しい解説があり。ジェンダーについて分かりやすく書かれているので手軽にお勉強できます。