美しい景色や手に汗握る闘いの場面が浮かび上がり、ラストには胸を打たれました。主人公の魔女クリスティアナは16歳。訳あって18歳年上の大貴族の伯爵に嫁ぐことに。宿命とはいえ、嫌でたまらず涙を流すクリスティアナでしたが、慣れ親しんだ侍女を連れて出発します。ヨーロッパや日本の貴族社会を彷彿とさせるような設定は、ファンタジーと言えども現実味があります。また、登場人物の生い立ちや心情を深く掘り下げ、それが臨場感あふれる描写と相まって壮大な世界を創出し、心に響く物語でした。
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