概要
【近衛基通三部作・基通編】あの方は、わたしを褒めてくださるだろうか
基通三部作の第三弾です。
最終話の今回は、無能と言われ続けた近衛基通が主人公です。
基通は後ろ盾だった平家を裏切って後白河法皇の寵臣となり、親子そろって無能と言われながらも、現代まで続く近衛家を築き上げました。
近衛家三代当主・家実の日記である『猪熊関白記』には、基通が養母だった平盛子の没後二十年の正忌日に法要を営んだことが記されています。
たった一行の記述ですが、過去に平家を裏切ったことに対して、基通はやはり後悔の念を持っていたのではないかと思いました。
そこから話を膨らませています。
#近衛基通 #平盛子 #叶わぬ恋 #源平合戦 #院政期
© 2021-2024 小枝芙苑
最終話の今回は、無能と言われ続けた近衛基通が主人公です。
基通は後ろ盾だった平家を裏切って後白河法皇の寵臣となり、親子そろって無能と言われながらも、現代まで続く近衛家を築き上げました。
近衛家三代当主・家実の日記である『猪熊関白記』には、基通が養母だった平盛子の没後二十年の正忌日に法要を営んだことが記されています。
たった一行の記述ですが、過去に平家を裏切ったことに対して、基通はやはり後悔の念を持っていたのではないかと思いました。
そこから話を膨らませています。
#近衛基通 #平盛子 #叶わぬ恋 #源平合戦 #院政期
© 2021-2024 小枝芙苑
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「恋情」とはこういうものかもしれない
平安末期から鎌倉にかけて「近衞 基通」を軸に繰り広げられる「恋」をめぐる3部作、こちらは、その締めを飾る物語です。
基通は、鎌倉初期に摂政、関白などを務めた公卿です。養母は平清盛の娘盛子。
本作では、その盛子への想いが語られます。
作者の筆致が冴える鮮やかな情景と、基通の心を焦がし続ける恋が切なくて胸を打ちます。
「うた恋い。」などお好きな方には、特に刺さるのではないでしょうか。
また、前の二作を読むと、しっとりとした世界をより深く味わう事ができますので、併せ読みをお勧めいたします。
源平物としても、いつもと違った視点から楽しめる素敵な作品です。
是非読んでみてください。