加賀宮カヲ

第一部完までのレビューです。この作品は老若男女が楽しめるように作られています。 個人的には、是非若い方にオススメしたい作品です。 妖怪と鬼の住む国、月陰国での出来事が中心となりま…続きを読む

何とも素晴らしい短編でした。ほんの短い、ドライブでの話なのですが。キャラクターが皆、生き生きとしていました。 大人になりきれない、大人。 ぎーちゃんと藍太郎。 二人は正反対なの…続きを読む

人間とヴァンパイアの異種族結婚。主人公のオフィーリアは、その出自から虐げられています。そんな彼女を救ったのは、優しいヴァンパイアでした。 世界観と設定がまず面白いなと思いました。…続きを読む

私は作者様の既作『祝融の炎』ファンなのですが。今回も、負けずとも劣らずの面白さでした。 『祝融の炎』から世界観を流用しつつ、初見の方にもきちんと伝わる丁寧な世界観描写が見事です。…続きを読む

しっかりとしたファンタジーの世界観を構築しつつも、描かれるのは人々の交流。心の温もりです。 極寒の都市国家シャトゥカナルから物語はスタートします。とても寒い国なのだろうなあ、とい…続きを読む

リィンカーネーションという、輪廻にまつわる業を背負った少女、フィアル。 彼女は、全てを諦めきっていました。 そう、シレイスと出会うまでは。 紅き乙女――百年に一度、世界を焼き尽…続きを読む

ラストまで拝読して一言。 構成力が凄いです。 閑話回を余すところなく生かしていますね。 物語は、スチームパンク風のダークファンタジーで進んでいきます。ハロウィンのこの時期にと…続きを読む

ミステリーを得意とする作者様。その手腕が存分に生かされた作品です。序盤は非常にわかりやすい導入でした。設定や世界観も、非常に分かりやすかったです。 がっしかし！ 有木さん節は、…続きを読む

珠玉短編と言えば……の津多さんです。 きっと、夢とうつつの間を彷徨う不思議な作品なんだろうなあと読みに行ったら、別の珠玉が待っていました😂 コメディセンスが抜群だと思うのですよ…続きを読む

貴葵さん、運命コン参加作品です。内容は、あらすじや作者様の近況ノートにもあります通り、シンデレラストーリーの王道です。 こういった王道のストーリーを取り上げる場合、何処で差別化を…続きを読む

オープニングの不穏さから、少々怖い展開を予想してしまったのですが。 蓋をひっくり返したら、それは賑やかなおもちゃ箱のような世界。 ヒロイン、テュベルーズの生い立ちには胸の痛くなる…続きを読む

ラストに向かって、作者様の優しさが滲み出ており、とても良いものを読んだ……という感動のままレビューを。 主人公ティアナの境遇は恵まれたものではありません。 直接描写を敢えてしない…続きを読む

ヒロインのレティーがとにかく魅力的でした。 前向きで明るく、苦労を苦労だと思わない女性です。 気持ちの良くサッパリとした所も魅力的。 引きこもりがちだったアデルも、これは惚れて…続きを読む

閉鎖的な因習の村で生贄となった椿。 しかし、暗闇に潜む神……異形もまた悲しい過去を持つ男でした。 一週間という、区切られた時間の中で心を通わせる二人。 椿の取った選択は…… 衝…続きを読む

ミステリーを得意とする、有木さんの作品です。 設定の絶妙さは、主人公ルエラと契約結婚をするドニ視点で存分に生きます。 ルエラは控えめですが芯の強い女性です。 ドニもそんな彼女に…続きを読む

田舎町の美しい景色を舞台に物語は始まります。主人公の恵は、受け身。一歩間違えると、主体性に欠けると映る女性だ。彼女は、どこか世間と切り離されている。そんな主人公視点で物語は進行して…続きを読む

他のレビュワーさんも仰ってらっしゃる通り、幅広い民俗学の知識を、上手に物語のピースとして組み込んでいると思います。 どこかおとぎ話のような、幻想の世界観に佇む、残酷な史実。 き…続きを読む

第一部読了時点でのレビューになります。 弱いけれど、心優しくて勇気ある、ぽっちゃり体型のジェサーレ。 彼はいじめれっこです。 物語は、彼の大事な家族。犬のジャナンが怪我をすると…続きを読む

ラブコメの秀逸さは皆さんがご紹介しています。もう、本当にその通りなので別の切り口から。 私は主人公がなりたいといった職業が、素敵だなと思いました。理学療法士というお仕事は、一見す…続きを読む

『小森の花嫁』、『マジックアワー』に続き、津多さんがまたやってくれました。 男の独白で物語は進んでゆきます。 小説を読んで貰えないと悩む夫とそれを支える妻。 彼の創作を理解出来…続きを読む

第一部完了時点でのレビューになります。 衝撃的なエピローグから、ユーリックの出自が明かされるまでの話になります。 とはいえ、断片的です。 彼女は氷の魔術を操ります。 作品世界を…続きを読む

短編児童小説コンテスト応募作品と言う事で。 オープニングを拝読した時『これは、別のコンテストに……』と思ったのは事実です。 しかし そこから、少年少女の恋愛物語に持ってくる力…続きを読む

デスゲーム小説応募作品です。１６話読了時点でのレビューになります。 『デスゲーム』そう問われた時に、誰もが想像するのは策略や騙し合いの中で行われる命のやりとり。 しかし、この小…続きを読む

『小森の花嫁』に続く、夢とうつつの間を彷徨う雰囲気が、魅力的な作品。 少年の初恋の女性が何者だったのかは、読み手に委ねられます。 主人公が集落での幼き日を回顧するスタイルなので…続きを読む

まず読み終えて一番最初に思ったのは「あれ？　続きはないの？」でした。これだけで大成功だと思います。 某巨匠漫画家さまのアニメリメイクが決定したり、考古学者が大冒険する映画シリーズ…続きを読む

6話読了時点のレビューです。 アイドルの追っかけ、所謂ドルヲタをした事のない私。正直、きちんと理解が出来るか不安でした。 が、しかし！ これがグイグイと引き込まれる事！ 性…続きを読む

この作品は、封鎖された空に浮かぶ大地に住む人々が、地上への帰還を願うSFファンタジーです。 主人公のタイクウは、小さなことで後悔する性格の運び屋で、相棒のヒダカと共に、天空都市か…続きを読む

本編「デイドリーマーズ」のスピンオフ作品となりますが、完全に作品としては独立しています。本編内で使われる用語や世界観の説明がなされていますので、入門編としてもおすすめしたい作品。 …続きを読む

なんようはんぎょさんの作品はリアルだ リアルな『人間の自分勝手さ』が描かれている 扱っている題材は決して明るいモノではないのに、瑞々しさを感じる 十代の少年少女が待つ、独特の…続きを読む

りえちゃんは、気づいてる 彼くんを愛している本当の理由に りえちゃんは、自分を心底愛してくれる相手の事がきっと好きじゃない そういう時期が私にもあったな、と気づかせてくれた作…続きを読む

第一章、読了時のレビューです。 主人公パステルは不幸な境遇の少女です。自らの運命を受け入れきれぬまま、心を閉ざして世間を斜に構えてみています。彼女の聡明さと若さ故の怒り、そのアン…続きを読む

第二章末まで読ませていただきました。 スタイリッシュな世界観とキレッキレのアクションに惹き付けられます。 マコト先生とアーティー、二人が抱えるものも物語の進行と共に没入してゆく…続きを読む

児童文学として好まれるな、と勉強になる作品でした。 というか、読んでもらいたいなと思いました。 ラストにかけて身構えてしまっただけに。 登場人物全員に好感が持てました。これだけ…続きを読む

作者さまがまだお若いのかな？鬱屈とした少年少女の一夏の物語。 端的に申し上げて最高でした。 異能が何なのか。 キーワードとしての異能を軸に、物語が展開していきます。 登場人物…続きを読む

語り手、矢吹の独白から始まる物語。 初めから結末は見えていた。 しかし、最後までスクロールする手を止めることが出来ませんでした。走馬灯のように駆け抜けてゆく二人の出会いと別れ。…続きを読む

5話まで読了。 語り口調が非常にユニークでスルスルと読めてしまいました。一言紹介にもありますように、落語やトーキー映画の弁士を思わせるのです。 バディとしてのバランスも非常に良…続きを読む

心理描写がとにかく丁寧でした。少年と少女にある年齢相応のやり取りがとにかく良いんです。 制汗剤というキーワードも相まって、青春って素晴らしいですよね…となってしまいました。 も…続きを読む

読みやすさとは裏腹に哲学すら感じさせる文芸短編でした。 思春期特有の傲慢さ(それは人生の中で一番美しい時だから)と浪漫の掛け合い、夢と現、イマジナリー・フレンド的存在のブレンド加…続きを読む

童話のようなキレイな話も好きですけど…

「うわあああ…」って曇り散らかし作風が私は好みです

非常に面白かった
満足！

物語の軸となるサリーとモーリスの関係性の描写も去ることながら、普段、全くファンタジーを観ない私が、頭の中を映画のように描写が浮かぶ文章力に感嘆しました。 惹き込まれるようにして、…続きを読む

美しく、儚く、切ない物語でした

全体的にぶっ飛んでて純粋に好みです