美しく壮大。圧巻の中華ファンタジー!

43話まで読み終えた時点で、また冒頭から読み直し途中のレビューとなります

主人公リュウユウの回想として物語は展開していきます。一週目は、新人研修パートをメインに武官候補生達の絆を楽しみました。飯テロ描写がとにかく素晴らしく、読んでいるだけで涎が出てしまいます。

新人研修編は、学園ものを彷彿とさせる王道展開です。能力を封印されてしまっている為に中々龍を産み出すことの出来ない、リュウユウの焦りと仲間達の絆が読んでいて楽しかったです。

この作品の醍醐味は、このリュウユウが皆とはぐれてしまう所からだと私は感じています。舞台も龍髭国から、灼熱の砂漠地帯へ。末っ子気質の目立っていたリュウユウが、大きく飛躍してゆきます。

一区切りついたな、と感じたのでまた冒頭から読ませていただきました。

周回プレイの醍醐味ここにありといった感じで堪らないです。

特に新人研修編は、淡々と登場人物達が登場して話が進んでいくんですが。二度目になると、ああここでセイが!とか、龍髭国って結構ひでえなとか様々なモノが見えてくるのです。

この没入感、まさに周回プレイの醍醐味と思いました。

一周目では、大筋を追いつつ刺繍と飯テロを主に楽しんだ私でしたが、周回プレイに入り人間関係の妙を堪能しております。とにかく、どこを切り取っても描写が美しい。

おすすめです!

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