星降る世界の龍仙師

『闇夜の咆哮編』の４話（現時点での最新話）まで読んでレビューを書いています。

主人公は龍髭国の軍隊によって母親を奪われます。
そんな主人公は母親との暮らしを取り戻すため、ひにくにも母親を奪った国である龍髭国の武官『龍仙師』を目指す事になって……

『龍仙師』になるための試験、試験にのぞむ過程で出会う人々など、少年がどんどんと成長し強くなっていく過程が『龍を生み出す仙力』という興味深い設定とともに描かれます。

中華風ファンタジーと言えば、皇帝がいてお妃様がいて……といったお話が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、こちらの作品は『修行』や『金丹』など中国の仙人の要素を持つ武官たちが活躍する、…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（576文字）

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（637文字）

まずはこの壮大な世界観にテンションがあがり、ワクワクが止まりません。
花屋だったリュウユウが龍仙師になるという夢と野望を追いかける物語。
そしてリュウユウに関わってくるたくさんのイケメン！たち！

主人公であるリュウユウは直向きで優しく応援したくなるキャラクターが愛せます。
そしてその主人公を囲む登場人物たちがとにかく個性的で魅力的。
優しく華麗な先輩、いつも明るく場を華やかにする先輩、品があり高貴なのにいつもカラカラと笑い飾らない同志、主人公に呆れながらもいつも心配してくれる同志。
そして未だ謎の多いセイくんは、リュウユウと心通じるのもがありながらも主人公や物語にこれからどう関わっていくの…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（155文字）

出てくる言葉がどれも美しい。綺麗な言葉を並べた単語帳みたいに綺麗です。中国語の造語なのかな。剣の名前すら美しかった。
そして作り込まれた世界観は、作家・上橋菜穂子の描くファンタジーのよう。静けさの中に荘厳さを感じる、大きな世界の存在が見えるような作品です。
ストーリーの展開もわかりやすく、次々と読み進められます。無駄のない台詞回しも良かったです。個人的には、季節感の表現も好きでした。

アランです。
他の人もレビューでおっしゃっていますが、世界観が作り込まれており、読んでてワクワクします！また、一人称視点や世界観の完成度から主人公に同化しやすく、読んでて面白いです！
お互い大変ですが、執筆頑張りましょう~！

独特な世界観を形成している作品で、主人公が龍仙師を目指す理由がはっきりしているのがいいですね。私が読んだのは3話までなのでボーイズラブな感じはあまり感じませんでした。まだまだ序章、先の展開が気になります。