このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(139文字)
科学と妖が同居するようになった明治時代、そこで活躍する陰陽師とアシスタントの物語です。これはその最初の事件のお話で、主人公の哲左くんが陰陽師の鷹一郎さんに雇われて生贄業をするようになった経緯がコミカルに描かれています。今回登場する妖は鵺ですが、鵺とはいったい何なのか?文献に著された歴史から謎を紐解いていきます。ぜひ最後まで読んで鵺の正体を見極めてくださいね。
5話まで読了。語り口調が非常にユニークでスルスルと読めてしまいました。一言紹介にもありますように、落語やトーキー映画の弁士を思わせるのです。バディとしてのバランスも非常に良いと感じました。哲佐が上手く語りの補強役を務めています。二人の距離感も絶妙。『鵺』とは何なのか。実際にはいないのかもしれないし、いるかもしれない。いないというヲチもありかもなあ、と思っていた所で「何か出てきた。やっぱり何かいるんだ」という展開が良かったです。アニメで見たいと思いましたね…