一筋縄ではいかない『愛』のミステリー

ミステリーを得意とする作者様。その手腕が存分に生かされた作品です。序盤は非常にわかりやすい導入でした。設定や世界観も、非常に分かりやすかったです。

がっしかし!

有木さん節は、序盤で摂取出来ません。

中盤に入り、陰謀や嫉妬うごめく世界に果敢に立ち上がるデルフィーヌ
対する、ミュゼット嬢も負けては居ません。
あらゆる手を使って、デルフィーヌを排除しようとします。

本来ならば、ヒーローでは?なキャラクター、ファビアン様がいるのです。

彼の参戦により事態は一気に急変。
規模も一気に大きくなります。

ラストは圧巻でした。

ラスボスが……すごかった……です。
デルフィーヌも負けていませんよ!

ずっと毅然と戦う彼女を見てきただけに、最後の恥ずかしがり屋なデルフィーヌを見れて良かったです。

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