もつれる愛が生むミステリー・ラブロマンス!

王妃候補のデルフィーヌは茶会で毒を盛られてしまいます。
更に毒殺未遂が、もう一人の王妃候補であるミュゼット嬢を陥れるための自作自演だと噂を広められる!
デルフィーヌは元々王妃になりたい訳ではありませんでしたが、王権派に祭り上げられて、貴族派の対抗馬として王妃候補となっています。
無論、王であるファビアンへの感情も特別なものではありません。

そんな中で、デルフィーヌに手を差し伸べてくれるのが、王弟であるエルネストです。
エルネストは毒殺未遂の嫌疑を晴らそうと懸命に努力し、デルフィーヌもその中で彼に惹かれていきます。
しかし、あくまでもデルフィーヌは王妃候補。
二人が結ばれるのは茨の道。

何より、王・ファビアンの感情も推し量れないところがあり、デルフィーヌをどう想っているのかが物語が進むごとに明らかになっていきます。
それが、ラストの陰謀に大きく関わっていき……。

ミステリー仕立てで描かれるラブロマンス!
果たして、デルフィーヌとエルネストの運命は如何に!?

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