陰謀渦巻く王宮と芽生えた恋心

  • ★★★ Excellent!!!

王妃候補という立場に選ばれた、主人公デルフィーヌ。
名誉ある立場に選ばれたかと思えば、毒殺されそうになる。
しかも、犯人は同じく王妃候補であるミュゼット嬢。
最初からあからさまな手口で…と思いきや、自作自演とまで言われる始末。
王妃候補もミュゼット嬢とは違い、そう乗り気でない。
黒鳥とすら揶揄されて、気落ちするも唯一の光とも言える助けが。

王弟である、エルネスト。
デルフィーヌに手を差し伸べる。

王妃候補と王弟の関係がもどかしいと感じる二人。デルフィーヌも王に心がないからか、二人の距離感がとても心地よいし、心強い味方です。
黒鳥と揶揄されようとも、デルフィーヌも気丈に振る舞う姿が美しく、その手を取るエルネストもまた凛々しい。
陰謀が少しづつ明かされる中で、二人の関係も縮まり心も揺れ動いていく様がまた良い!

オススメです。

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