世界観についての知識量、造形の深さに驚かされます。それでいてエンターテインメントとして楽しめ、この語の展開にワクワクします。もっとたくさんの人に知られて欲しい作品です!
歴史や道教に対する知識がすごい!でも全然知識のひけらかしなどはなくて、面白さと読みやすさが全面に出ております。西洋文明土台のファンタジーに食傷気味の方に是非おすすめです!
水滸伝の続き物では「水滸後伝」とか北方謙三の「楊令伝」「岳飛伝」などがありますが、それらともまた違う「剣と魔法」ならぬ「拳と仙術」のお話ですね。出てくる呪文が本物なのかが気になります。