概要
水滸伝きっての万能武将とつるぺた美少女道士の中華武闘仙術ファンタジー
中国は北宋時代、梁山泊から野に下った少林拳の名手「浪子」燕青は、薊州の山中で偶然少女道士の祝四娘と出会い、彼女の護衛となって魔物祓いの旅に出る。二人はさまざまなトラブルに遭いながら、青州観山寺に巣くう魔物その他、弱きを助け悪しきをくじく旅を続ける。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!熱き義侠心が堪らない!
舞台は中国は北宋時代。
主人公は少林拳の使い手の燕青。
燕青は、ひょうんな事から道士の少女・祝四娘と出会う。とあるきっかけから二人で旅をする事になるのだが……
武侠小説とあってバトルシーンが痛快。燕青の強さがともかく頼もしい。しかし、強いだけでなく、人柄も良く、時に熱い義侠心も見せる。
勿論、共に旅をする四娘もなかなかの強者。と言っても、拳法の強さではなく道士として。普段はつるぺたで可愛らしい女の子だが、魔物退治に出た時などは、時に燕青よりも逞しく見えるほど。
二人の旅は痛快愉快で見ていて飽きない。第二部からはまた違った毛色も見えてくるため、何かと見逃せない。
オススメです! - ★★★ Excellent!!!ここが流行りの発端だ!!!
昨今、どんな作品だろうと、魔力やステータス、ありふれたような超能力など「それあの作品で見たなぁ、ここは独自解釈かな?」レベルのオリジナリティの披露にとどまってしまっています。
その点この作品は別種の文化によって、別種のオリジナリティを発揮されています。これは表現技法まで作り込まれており、それだけでも読む価値ありです。
さらに加えて、キャラの魅力も素晴らしいです。会話劇も面白いのですが、主人公の余裕の出し方が個人的に秀逸だなと感じました。
私は中華圏にそこまで詳しくは無いのですが、ちゃんと教えてくれるので、知らない文化圏の話ではありましたが、すんなりと読めました。
タイトル通り、この…続きを読む