第六回 ④ 時点でのレビューとなります。
まだ少ししか拝読しておりませんが、あまりの完成度に、「これはぜひレビューを書きたい!」と、思った次第。
物語の舞台は、乱世の広大な草原《ミノウル》。
そこのジョルチ部という部族《ヤスタン》のうちの、小さな氏族《オノル》、フドウ氏の子、インジャが成長し、繰り広げていく、壮大な中華ファンタジー。
自分自身、三國志や中華ファンタジーを今まで読まないで来たので、作品についていけるだろうか……、と少し不安を抱きながら読ませていただいていたのですが、そんな心配は不要でした。
とても分かりやすく、難しすぎず、解説も挟んでくださっていたので、登場人物を把握しつつ、起こる出来事の流れを掴みながら楽しめました!
これが、文章力の高さを物語っているのかな、と、「すごい」という言葉が溢れて止まない要因の一つかな、と思います。
また、作中の登場人物たちの「策略」もまた、あっと驚くものがあり、特に、第五回 ③で初登場した、セイネンの「策」がもう、スゴすぎる!
こういった策がとても鮮やかで、まるで映画を見ているような気分でした。
自分自身の都合上、まだまだ序盤しか読めておりませんが、ぜひ時間のあるときに続きを拝読したいです!
また読み進めたときに、もう一つの星を送らせてください!
また、本当に目を見張る「超スゴい」作品です。
歴史好きの方や三國志好きの方には堪らないし、私のように興味はあるけど、なかなか手が出せない方には持ってこいの作品です!
皆さまもぜひぜひ!
長文になってしまい申し訳ないです。
この作品、三国志(演義)好きにはたまらないのではないかと思います。
水滸伝については読んだことがなくて残念ながら何も言えません。
一方で、それとは矛盾することを言うようですが、音に聞く銀英伝の贔屓(ファン)の心もがっちり摑んで離さない予感がします。
我こそは銀英伝の贔屓であるという方に、本作を読んだ感想を聞いてみたいものです。
さて、大河ドラマ化して欲しいむねのコメントが本作に寄せられているのですが、本作を読んだわたしにはその気持ちがいたいほどよく分かります。
わたしはプレイしたことがないのですが、本作を原作にして「三国無双」のようなゲームを作ったら人気に火が着くんじゃないかしら(特に厨二病の患者やその予備軍には)。
天《テンゲリ》を仰ぐ、怒髪|天《テンゲリ》を衝く、理《ヨス》にかなうのような著者一流の表現もとても楽しくて好きです。
作者様に天王《フルムスタ》様の加護あれかし!