異世界転生シリーズは微妙に似たのが増えてきて、たまには歴史物でも読むか!って人にはとても決まります!
無双した上「また私なんかやっちゃいましたか?笑」ってすっとぼけ主人公に飽きてきた人にもとても決まります!
正直、「戦国時代」「転生」ときて興味を持ち「120人の嫁」ときて興味を失い回れ右したこともありました。ハーレムものかあー、無念!と。
それでも何度もこの小説が検索で引っかかり、とんでもない大長編だし何か続く理由があるのかな?と読んでみました。
するとハーレム感はあまりなくエチエチの描写もさほどなく、するするっと読めます。
もしも私のように読まずに回れ右した方いれば一度で良いので見て欲しいです。
面白いないかなー?と検索された思いはここのためにあると言っても過言ではないやもしれません😊
戦国モノや歴史IFモノが好きな人たちに読んでもらいたい作品。
設定がしっかりと練りこまれていて、ファンタジー要素も最小限(?)なので違和感なくサクサク読めます。
物語の起伏はそう激しくはなく、淡々と日常を描いていくスタイルです。
でも、そこがイイ!歴史を積み重ねていく感が(人を選ぶかもだけど)
大作ですので読み応えばっちりですよ。
<注意点>
歴史を漫画等で覚える人や、現役の学生さんは少し気を付けて。
人物や出来事、年表などが無駄に練りこまれています(誉め言葉)
リアル日本史や世界史と混同しないように。試験で死ぬぞ。
私の脳内中世欧州には、謎小国が三つある上、歴史ある強国が滅んでます(笑)
作り話を正史の様に語る大河ドラマとか大嫌い
特に近代史など国の都合でころころ変わる教科書なんかも反吐が出る
その中、特に酷い安土桃山時代の造作には嫌悪してたんだけど
このお話は最初から史実に沿わない、登場人物こそご存じの方々ですが
全く別の未来へ向かって進む様子がとても好きです
特に宗教がどれだけ酷かったかなどが語られているなど、一向宗は大阪
が発祥とか焼き討ちは比叡山が被害者だと本気で信じてる奴もいる中
宗教は害悪でしか無いと語ってくれて嬉しく思います
特に多数視点から最近は少なくなりましたが飯テロや人情溢れる
サイドストーリーなど、自分にとって心地よいASMRです
特にお気に入りなのは ”あの人は今”
本證寺から逃れた親子の母親がどうなったのかなど ←悲しい結末だけど掲載に感謝
最近、外交ドロドロで癒しが不足気味です
少し涙が貰えるお話や新たな飯テロなんかを期待致します
書籍は全部買ってます 毎日大変と思いますがこれからも頑張って下さい
・私は戦国時代ファンでは無い(三国志演義好き)ので狭い知見ですが、他で見ないイベント・地名などがストーリーとか世界観に繋がってるところがこの小説をオススメするポイントです。知らない言葉を調べると世界が広がって楽しめます。
・水戸黄門の如く同じ流れが多いのは結構人を選ぶと思います。忙しい人は花火とか大会系、本島帰還系はほぼサブストーリーなので飛ばしても読めます。また、話の展開は多視点のせいか非常にゆったりテンポです。作者には失礼だけど僕は耐えられなかったので、途中から久遠家、織田家視点は斜め読みしました。他視点だけ追ってほぼ成立するので、同じストレスを抱えた人にはおすすめ。それでも面白く読めます。
・技術的に無双しますが、本人達が亡くなってもそれなりに成立するぐらい、戦国時代の世界観を壊さない程度の技術ツリー構造を持ち込んでいてインフレを気にせずに安心して手軽に読めると思います。