亜咲加奈

青山　翠雲先生を以前私は「カクヨムの鬼才」と評したが、現在は「カクヨムの天才」と認識を新たにした。二回拝読したが、正直な感想は、モーツァルトを前にしたサリエリの気分である。 青山先…続きを読む

コメディかつ粋で人情があります！

特にこの話は『チャリパイ』の中で一番面白いと思う。ぜひ読んでほしい。 『チャーリーズエンゼルパイ』通称「チャリパイ」シリーズは読みやすい上に楽しい。これが本来の小説の姿だと私は思…続きを読む

私も作者も自主企画「LGBTQ+を取り巻く人びと【プライド月間企画】」に参加しているので拝読しました。 この小説に書いてあることは、そのまま過去の私が考えていたこと・経験したことそ…続きを読む

内容はタイトルの通りですが、ラストにびっくり、そして納得。
読み進めるうちに胸がどきどきしました。素直に読んで良かったと思える小説です。

まったく、私が贈ったアレにそこまで心を乱されるとは……この孔明、恥ずかしくて顔から火が出そうです。 そして度重なる勘違い……普段の冷静沈着かつ実直なお仕事ぶりのために、将兵たちをう…続きを読む

「芽」という単語を本文中に必ず入れよとのレギュレーションに従って書かれた短編であるが、5,472字という短い字数によって描写される、子供から見た母親の変容に、私は4年前の春の彼岸に…続きを読む

作者はなんと学生さん！
展開がうまい、土地についてもよく研究されてます。
この才能、ただ者じゃない！
みんなで応援しよう！

現代風に紹介するならば、何晏は自分大好きで、ドラッグに溺れるアーティストである。そんな彼を待ち受ける運命は残酷だ。 何晏に共感する人もいるだろう。普遍的な人間のほとばしる激情を芸術…続きを読む

奇想天外な発想力と、説得力ある描写で定評のある夏目　漱一郎氏が送り出す今回のシチロー&三人娘は、なんと宇宙人と対決する。しかも、これまでカクヨム史上誰一人思いつかなかったであろう方…続きを読む

どうしてこれほどまでの実力派が放っておかれていたのだろう？ 何の課題に対する作品かまではわからない。どの短編も読ませる。ひるまず、ごまかさず、自分の心をのぞいた人でなければ書けない…続きを読む

「じんかんいたるところぶんがくあり」 五言絶句なんぞムーンサルトしたってひねり出せない私には故事成語をもじるくらいが精いっぱいである。つまり青山翠雲氏の芸術性がバチクソ高いのに親し…続きを読む

作者さんは、オーバードーズをするしかない人たちの居場所を運営している方です。 今の私にできることは、このエッセイを、できるだけたくさんの方に読んでもらえるように、レビューを書くこと…続きを読む

ほら、入って入って。もう始まってるよ。２４時間ライブの中継なんだって！　 はぐれないでついてきて！　うわ、すごい音！　わあ、あの歌手も、あのグループも！ でもすごいのは、見て、あれ…続きを読む

毎週日曜日の朝、家族で見た戦隊ヒーロー番組。子供向けと思いきや、ストレートな人間ドラマに胸を熱くしませんでしたか？ この小説には、心を直接ヒットする、じれじれな恋や、お互い助け合い…続きを読む

真花さん。いつも完成度の高い純文学を投稿しておられて、必ずコメントを丁寧に返してくださる。もっと評価されてしかるべきだと思う。 だからこそこの、最初に投稿された「線」を、より多く…続きを読む

ある願いをもつ女性と、その願いに興味を覚えなかった医師の物語です。一見すると奇妙な舞台設定ですが、読むほどにその設定が生きてくることに気づきます。 この作者さんの作品はいずれも、文…続きを読む

小林直太郎さん。このかたをたくさんのカクヨムユーザーに知っていただきたく、レビューを書いております。 私たちの心の中で起きる小さな変化を、美しく端正な文章と無理のない構成で書き出す…続きを読む

繊細かつ理知的な描写で肉体と精神を追究する、清濁併せ呑む大人の作者によるスペクタクル巨編です。 お金をかけてCGに頼らず製作された、レベルの高い洋画みたいです。 水滸伝でもあり三国…続きを読む

皆さんＢＬ＝ボーイズラブというと、それだけで敬遠していないだろうか。それはきっと書店のＢＬコーナーに並ぶ、ハーレクインロマンスと見まごうような現実離れした綺麗な男の子たちがからむイ…続きを読む

男が男を想い合う……それを軽やかに上品に描いておられます。 時代ものらしく格調高い文体なのですがゆったりとして読みやすいので、純粋な恋愛ものとして楽しめます。 春野セイ様は片思いの…続きを読む

トオルさん、ユキナさん、そしてコピペ係つよ虫さんに、私は感謝しかない。 この自主企画は特に現代ドラマと歴史・時代ものを募集している。わたくしごとで恐縮だけれど、史学科を卒業し、歴史…続きを読む

サクラサク。合格通知なんかに使われた言葉だ。この小説にはこの言葉がよく似合う。 毎日誰からもほめられずに地道に働くあなたに、 やった方がいいのに誰もが後回しにしがちなことを進んでし…続きを読む

BLの醍醐味は両片思いにあると思っておりますがこの作品はまさにそれでもう主人公二人の両片思いが読んでいてもうほほえましくてきらきらしていてもう顔がにやけっぱなしで幸せでした。今もと…続きを読む

誰もが自分の人生を生きていて、誰かの人生の分岐点に偶然自分が居合わせてしまうことが起きうる。 それを私たちは忘れている。私たちは自分のことしか考えられないし、誰かの背負う課題まで想…続きを読む

私と彼女は氷河期の街で夢を語り合います。生きよう、行動しよう、読んだ後に素直にそう思えました。 現在私が代表作としている小説をフォローくださったので拝読しました。 現在、この小説が…続きを読む

物語はキャッチコピーのとおりです。主人公の愛理が健気で真面目だから素直に応援できます。だから最後まで一気読みしてしまいました。相手役の三兄弟もタイプの違う美少年でラブコメ要素もあり…続きを読む

男性でも読めるBLです。小道具をうまく使った心情描写が繊細です。
カレーライスは手順に沿って作れば簡単にできあがる。けれど主人公にとって簡単でないことがひとつだけありました。

男雛と女雛の運命やいかに、鮮やかな展開とラストがとてもいいです。

お色気シーンが直接的な描写がないのにドキドキします。それはチュンチュンとヒデ君の純愛のうえに成り立っているからだと思います。二人が純朴でひたむきなので、古き良き純愛ドラマの香りがし…続きを読む

言葉を失った。褒めてるんです。
登場人物は少ない。短編である。しかし内容は濃い。濃すぎて言葉が出ません。

カクヨム随一のエンターテイナー夏目漱一郎氏によるギャグ満載のSFアクションである。 今回の森永探偵事務所の仕事はちと深刻だ。AIと電脳空間で死闘を繰り広げるのだ。しかもそのあと手違…続きを読む

もっともっとこの小説は読まれてほしい。 50歳という語句に惑わされないでほしい。 女の一生には男がつきまとう。それでも主人公は決然と自分の人生の舵を取る。 こういう小説がもっと増え…続きを読む

感動しました、とはよくいいますが、この作品は「官能しました」です。 濃密な官能を心身共に堪能できますから。 登場するものたちをよくよくご覧くださいね。一文字だって読み飛ばしてはいけ…続きを読む

この作者さんの作品はどれも「アタリ」なのだが、この作品は白眉である。 なぜなら地球の命運を託された政治家や科学者たちのポンコツっぷりが閾値をぶっ飛ばしているからだ。 しかも地球が救…続きを読む

お互いに別々の人生を歩むと決めた若い男女の純愛です。
官能もあるけど、真面目に書かれた純粋な恋愛の延長線上にある官能です。

読みごたえのある本格的な文芸に腰を据えて対峙したい人に薦めたい。 読み飛ばせない。文章の一つ一つが作品に不可欠である。一話目から引き込まれた。 私たちは心の奥底に封じ込めたエゴ…続きを読む

柳生十兵衛が駆ける、斬る。
服部半蔵の後継者城太郎が跳ぶ。
妖しく美しい女吸血鬼が立ちはだかる。
しゃれた映像美が眼前に展開し、読んだらもうやみつき。

同居する二人の関係の設定がこの物語の最大の魅力です。

小説を読んでいるはずなのに、映画館の大画面で観ているような気分になりました。
カクヨム屈指の完成度。これを読まなきゃ登録した意味がない。

カクヨムでこれほど完成度の高いオトナの短編に出会えるとは！

向夏夜なくのさん、すごいです。ひとこと紹介のとおりなのですが、三つのキーワードがきれいに自然に物語を形作っています。お手本のような作品です。特に布団をうまく使ったと思いました。こう…続きを読む