概要
昼はエージェントとして日本を守り、夜はバーテンダーとして銀座の夜を彩ります。
ロシアの凄腕エージェントが日本を標的に工作を開始、ここに東京を舞台とした諜報と防諜の頭脳戦が始まる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!凄腕エージェントの活躍をお酒片手に楽しみたくなる作品
現代日本の諜報員を題材にした、ハードボイルドスパイサスペンス。
スパイもの……と言っても、アクションものというよりは、情報戦や裏で蠢く政治家たちの権力闘争などの複雑な闘争が緻密に描かれているサスペンス系のお話です。
そして主人公真田の、バーテンダーとの顔もエージェントのしての顔もかっこよい。
常に冷静だけれども熱いものも持っている。その全体が落ち着いたバーの中で語られているかのような独特の雰囲気を持っていて、お酒を片手読み進めたい、と思ってしまうような大人の雰囲気を醸し出しています。
週末の夜にでもゆっくりと読み進めてもらいたい、そんな大人の魅力を持つ物語です。 - ★★★ Excellent!!!銀座のバーと諜報戦を行き来する、カクテル香る大人のスパイ・サスペンス🍸
銀座のバーでシェーカーを振る凄腕バーテンダー・真田。
でもその裏では、防衛省に協力するエージェントとして動いている。
この二つの顔を持つ主人公がまず格好いい✨
バーではジャズが流れて、カクテルを作る手順や酒の銘柄までかなり細かい。
なのに一歩外へ出れば、情報戦や尾行、駆け引き、時にはかなり物騒な戦いが待っている。
この「静かな銀座の夜」と「裏で動く諜報戦」の落差が、この作品にはすごく合っています。
真田もただ何でもできる無感情なエージェントではなくて、冷静に任務をこなしながらも、人に対する情はちゃんとある。だから恋愛が絡んできても、単なる色仕掛けや任務の一部だけでは終わらないところが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!オトナでお洒落なお時間。味わい深いお酒が飲みたくなること間違いなし。
主人公の真田の表の顔は銀座の極上イケメン凄腕バーテンダー。
裏の顔はクールで知的な凄腕エージェント。
もう、この真田が冷静沈着なのに、でも無感情じゃない。むしろ、情は、在りまくり。
恋愛も、お仕事もものすごくスマートに熟す姿に、くらくらします。
読めば読むほど、しっとりとした上品な世界観にのまれ、語彙力が失われ…
「オトナでお洒落――」しか言えなくなりました。
裏社会の、暗闘や政治の裏工作など、殺伐とした内容を描きながらも、終始ジャズと上質なお酒が似合う上品な空気感が漂うのがこの小説の凄い所かと。
研ぎ澄まされた無駄のない地文もカクテルのような美しさが光ります!
最後まで楽しく拝読させて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!情報は、持っているだけでは武器にならない。
情報とは――
誰が持ち、誰に伝え、いつ、どんな形で使うのか。
『ギムレットをゴードンで』を最後まで拝読して、私が最も惹かれたのは、そんな「情報」の面白さでした。
銀座のバー「Baker Ave.」でシェーカーを振る真田。
しかし、その静かな夜の裏側では、いくつもの思惑が交錯し、息を呑むような情報戦が繰り広げられていきます。
相手の行動を読む。
何気ない言葉や仕草から情報を拾う。
そして、手にした情報を「いつ、どう使うのか」を見極める。
一つ一つの駆け引きが本当に面白く、読み進めるほど物語の奥へと引き込まれました。
そして何より、真田が格好いい。
強いから。
頭が切れるから。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!【必読】完璧なプロット構成!緻密な展開と重厚な緊張感が光る名作
巧みに構築された見事なストーリー展開に、心からの賛辞を贈ります。物語を進めるうえで、その進行を支える重要な細部(ディテール)を忘れることなく描き切ることは、決して簡単なことではありません。
特に本作では、物語の構造と表現の双方において、作者様の確かな執筆の腕前がひしひしと伝わってきます。
一見するとシンプルな「バー」という舞台設定も実に秀逸でした。緊張感あふれる複雑なドラマを展開させる場所として、まさに最高のロケーションです。
果たしてこの物語はどのような結末を迎えるのか――? 複雑で深みのある読書体験を好む方、そしてこのジャンルを愛するすべての方に、ぜひ手にとっていただきたい一作です!
遥…続きを読む