概要
1週間先の未来さえ興味が無い偏差値30のJが、何故東京大学に進学したのか。
どの世界からでも、いつからでも、人は変われるーーーその答えがここにある。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!90年代LAと音楽が彩る、軽さと危うさのバランスが絶妙な青春物語
90年代ロサンゼルスの空気感がすごくよく伝わってくる作品でした。
CoolioやWarren Gといったヒップホップが流れる一方で、バーではMiles DavisやLee Morganなどのジャズがかかっていて、シーンごとに音楽が雰囲気をしっかり作っているのが印象的です。
音楽好きだとニヤッとしてしまう選曲でした。
Jがギャングや裏社会の人間たちと関わりながらも、ただ危険な世界に生きているだけじゃなくて、高校生活や恋愛、友人との軽いやり取りもちゃんと描かれているのが良いバランスだと思います。日常と非日常が自然に混ざっていて読みやすいです。
単なるギャングものというより、90年代LAの街…続きを読む - ★★★ Excellent!!!偏差値30のギャング周辺、東大へ。この話、異世界以上の転身です
90年代のLA、裏社会の周縁で生きる日本人高校生J。勉強嫌いで、1週間先の未来にも興味がなかった彼が、なぜ東大を目指すのか——それだけで読む価値がある。
作品中で流れるHIPHOP、80年代・90年代の音楽が私にはすごくツボります。最高です。
90年代LAの空気感と、そこに自然に溶け込む音楽の使い方がとにかく気持ちいい。読んでいると、ページの向こうから煙草の煙とビートが漂ってくるみたいで。
異世界ものが溢れるなかで、異世界でもないのに、異世界以上の転身を遂げていくJのこれからが楽しみでたまらない——そんな作品です。刺さる人には、相当刺さります。 - ★★★ Excellent!!!クールで危ういL.A.青春バイオレンス
物語の舞台は1990年代後半のアメリカ、ロサンゼルス郊外。
高校生の主人公のJは組織には属してないものの、ギャングがはびこる裏社会の周辺で、巨大組織ブルーの幹部クラスであるキングを後ろ盾に危険な世界を渡り歩いている。
そんなJが借金を踏み倒そうとする男から金を回収する場面から始まり、その後は懐かしいアメリカの風景描写に惹かれながら読み進めました。
頭脳派であるJ の観察力がそのまま物語の緻密な描写となっており、幹部のキングとの悪友的な関係なども含め、小気味よい会話劇が軸となるため、空気感が身近に伝わってきます。
とくに90年代カルチャーの固有名詞が随所に出てきて、個人的にお酒や音楽な…続きを読む