キャッチコピーには「おバカ」とありますが、まあそういう場面もありますが、基本は皆、真面目な高校生たちです。読み進めやすい分量で、通勤通学の公共交通機関でもサクサク読めます。読後感もスッキリ爽やか、「青春っていいなあ」とじんわり笑顔になれます。フルコンタクト空手も弓道の描写も、リアルです。臨場感があります。読むべし! 押忍!
この作品はギャグテイストではありますが、恋あり、部活動ありと、青春を満喫できます。なかでも弓道部は仲が良くて、この一員になりたいと思ってしまうことでしょう。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(344文字)
弓道部のお話が題材です。私の学校には、強豪の弓道部がありましたが、実際にどんな感じだったのかは知りません。この作品には、弓道部の本格的な内容も描かれており、私は、「あの子たちって、当時はこんな感じだったのかなぁ」と、想像しながら読んでいきました。このお話は、熱い青春物語でもあります。みんなが部活にまっすぐで、とても一生懸命です。登場人物みんなに好感が持てます。読了したあと、「大人になって忘れてしまった、こころを燃やす何かを取り戻したい」と思えるような作品でした。私もこれから、もう一度青春してみます。
空手中学生全国2位になった八尋主税。高校に入学し、ひょんなことから空手部と弓道部を兼務することに。八尋主税は弓道部の前田美幸に恋をし、青春を謳歌する。主人公がとてもお調子者だけど、根は真面目でカッコいいというギャップがとても良いです!高校生ならではの青春ドラマ展開に、読んでいる自分も猛烈に高校時代に戻りたくなってしまいます!とてもオススメな作品です!!(≧▽≦)
高校一年・八尋主税。バカがつくほど真っ直ぐで、空手全国2位の実力を持つ男だ。ある日、ふらりと弓道場を覗いたその瞬間。弓道部の前田美幸に、彼のハートは射抜かれてしまった!!「美幸さんの心を──射抜きたいです♪」ゴム弓すらまともに引けないが、彼女の気を引こうと一生懸命!指導も試合も稽古も全部全力!応援せずにはいられない!だが、主税は気づいていなかった。彼の“素直さ”が、美幸の心をジワジワと射抜き始めていることに──。空手バカが、恋と友情と弓道に全力疾走!あなたもいつしか射抜かれるっ!!
空手と弓道。一見素人目には接点がないように見える二つの武道も、主税くんにかかればお手のもの。普段は明るくおバカでも、いざ練習、試合となると真面目になる、ドタバタ部活動ラブコメ。明るい気持ちになること、必至です。
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