亜咲加奈

雪山でビバークしている陸と冬馬。陸は冬馬の前から吹雪の中へ駆け出して行く。思い出せ、と陸は冬馬に言う。その真意は―― BLって、刺さるんです。 これ、BLじゃなければ成立しません…続きを読む

泣けます。
力んでこわばっていた心がほぐされます。
雨が降る街にやってきたサクはさまざまな人々に出会います。
サクと一緒に雨の降る街を歩いてみてください。

里親となったサラリーマンと10歳の美少年との毎日を丁寧につづります。
これまでの家族の概念を越えた、あたたかな愛の物語です。

毎日の暮らしにはこんなにもネタが転がっている。 もとい、日常を作者さん含む誰も悪者にせず淡々としかしユーモアを込めて書き出しています。 自分もエッセイを書きたくなります。 続きが楽…続きを読む

美羽と村居の会話に、読む人それぞれのこれまでの人生経験を重ねることができ、まるで万華鏡のように世界が広がります。 高校時代にいつもいた顔ぶれのその後はそれぞれで、おとなになるにつれ…続きを読む

フルマラソンでサブスリーを目指す臨場感あふれる緊迫した作品です。 肉体の限界への挑戦といえばスポーツがその最たるものでしょう。 限界へ挑戦し、限界を突破しても何の得にもなりませんが…続きを読む

物語は裕佳子が弓道場で目にした「袴の彼」が誰なのかという謎が軸となります。 謎解きと合わせ、裕佳子の同級生、思いを寄せる川野君との日常生活のさまざまなやりとり、食事、におい、そして…続きを読む

僕は叔父さんと吉見百穴を見学します。
その穴には何が住んでいたのかという疑問から物語が急展開します。
「穴」です。
「穴」なんです。
僕は見てしまうのです。

最後の一文に心を奪われてます❤️

泣きました。 勝男さんが受けた「最期の命令」、それがなぜ「最後」でないのか。 涼子ちゃんのおじいさん、勝男さんは病院のベッドの上にいます。涼子ちゃんと勝男さんの交流と、勝男さんの記…続きを読む

作者の方は実際に高校球児であったか、あるいは彼らと共に生活なさったことがあるのでしょうか？そう思えて仕方ないリアルな描写が続きました。 高校球児といえば、いわゆる「甲子園」でプレー…続きを読む

キャサリンもステファニーもいらない……
かもしれません。

何のことかわからない？

登場人物が多いにも関わらず、一人一人がまるで生きて呼吸をしているようで、その体温さえも伝わる大作である。 平安時代に興味がない読者に対する柔らかな文体の懇切丁寧な語り口で読みやすい…続きを読む

作者さんの飽くなき探求欲とあふれる教養が凄い。読んでいてドキドキしっぱなしです。
たくさんの方が読めば、その本の題名がわかると思います！

ラヴェルの『ツィガーヌ』を聴いたことがあるだろうか。難解で、不安定で、先が読めず、しかし心の琴線にからまってほどけない甘美さのある、並外れた技巧をもってしなければ奏でられないあのヴ…続きを読む

ほんとに体がゾワッとします。 シンプルな文章とシンプルな描写、ソフトで親しみやすいな語り口なのに読んでるこちらの体にまで恐怖の感覚を呼び覚まします。 続きが楽しみです……((( …続きを読む

こんなことが起きてるかもしれません。
限りなく現実味のあるホラーです。

ウェブ小説を読んで泣いたのはこの作品が初めてです。 凛という女の子の再生の物語です。 凛になりきって読みました。心臓が痛む場面も多々ありましたが、最後まで読みました。 詳しくはぜひ…続きを読む

いきものがかりの女の子と鯰のひと夏の恋の物語です。 女の子には辛い展開もありますが、読み終わったあと、心が温まります。 ほんの小さな行動が誰かを温めると、読み終わった今、思えました…続きを読む

「夏」を表現するために、作者さんはこの世界を作り上げた。内容がわかると楽しみが半減するため詳しくは読んでほしい。 書き手としての感想は、「これはうまい！」に尽きる。登場人物、舞台設…続きを読む

中国史そして中国文学に造詣が深い作者さんがぶちかます笑える中華BLです。 あの盗賊が、あの美少女二人組が、あのお兄さんが果ては皇帝までおいおいそんなことやっちゃうの？ お行儀よくし…続きを読む

流しそうめんがこんなことになるとは思わなかった。そんな流しそうめんに、ある不本意な体験をした女子高生が挑む。彼女は終われなかったのだ。彼女の挑戦は実を結ぶのか？ 読んでいる途中か…続きを読む

ほんとに伊香保温泉に行くんですか？ 伊香保温泉には本当に石段があります。石段にはたくさんのお店が並び、左右に伸びた道の向こうにはさらにお店や温泉宿があるんです。 でも、観光客に…続きを読む

お雇い外国人ジョサイアの語りが、彼が師事した絵師・河鍋暁斎の語りをサンドイッチのように挟む構図である。 暁斎が役人に語る体裁をとっており、その「語り」によって江戸時代の庶民の哀しさ…続きを読む

主人公は、かつて交際した女性が遺した一人娘の後見人となる。しかしその娘は、母親にあまりにも似すぎていた。そして主人公にあることを要求する。 女の怖さ、ずるさ、いやらしさを、これで…続きを読む

読んでいて、胸に迫り、泣きそうになり、ああわかる、私も同じこと思ってたけど言葉に残しておかなかったと思ったら、こんなにかわいらしくて一生懸命な言葉になってここに残っていた。 作者さ…続きを読む

最後の一行が、なぜか切ないです。
ホラーなのに幻想的で、もの悲しい。

これは濃い。この時代を扱った作品は珍しい上に難しいと思うのに、当時の空気を濃密に感じる。 読み終わったあとでうわぁ……となるのは初めてで、このうわぁ……は、知美さんに対しての感情が…続きを読む

これ、「絶対オレのこと書いてる」と思いながら読んでる人、性別問わず多いんじゃないだろうか。そのくらい普遍的な親子の実態を書いている。単なるBLの領域を越えて胸に迫る。主人公にも佐伯…続きを読む

この馬鹿王子とはマグノリスですが、彼に注目してください。特に彼の周囲にも。 ヘンリエッタ、レニーはどちらも賢くて自分を持っているイカしたヒロインです。 作者さんはユーモアとウイット…続きを読む

天狗の心、姫君知らず。それが切なくほろ苦い。 これほどの物語に★がついていないなんてもったいない。最初に感じた率直な感想です。語り口も申し分ないと思うし、日本中世を題材としているけ…続きを読む

「自分を大切にしなさい」とよく耳にしたり目にしたりするが、その具体的な方法まで伝えてくれた人が、これまでにいただろうか。 その貴重な情報を発信してくださったのが、この作品の著者、縦…続きを読む

夏だからこそ、しっかりと物語に向き合ってみませんか？ 「僕」と、「僕」が出席する亡き父親の実家の法事で出会う謎の少女との妖しくも深いつながりを描いた物語です。 佐藤さんがお書きにな…続きを読む

一人の男性の、再生の物語です。 登場人物一人一人が綿密に形成されており、物語の軸となる訴訟に関する記述も詳しく現実味があります。 オメガバースの設定を越えて、さまざまな読み手に働き…続きを読む

オメガバース初めて読みましたが、この設定は切なさ倍増しますね！読み進めるほどにキュンキュンしてきてすごく切なくてでもカナタとアキラが誠実にお互いを思いやりあっていてそれがさらに胸を…続きを読む

「オネェ言葉でカクヨムいや世界もっと銀河系宇宙に愛を」 これがママンの「心」だと思うの (*ﾟ∀ﾟ)*｡_｡)*ﾟ∀ﾟ)*｡_｡) 単なる「言い方」にとどまらず 学ぶべきはその…続きを読む

よくよく読むと意味がわかります。
ラストまで考え続けてください。

誰が死んでいるのかを。

じっくり読んでください。
そして考えてください。
「ソレ」が、何であるかを。

春くんと凪くん、名前のセンスもいいです。相手が大切だから思いきって出られないっていうのがすごく伝わってきてああもう幸せですみ、皆さん読んで……ッ(昇天)

胸を揺さぶられました。 カクヨムに登録なさっている皆様には失礼を承知で書きますが、このサイトでここまで琴線に触れる作品を私は他に知りません。 諏訪野様の真骨頂です。情景描写が脳内で…続きを読む

アイツは僕から離れていく。檸檬チューハイみたいに苦いけどみずみずしくてほのかに甘い言葉を残して。 檸檬チューハイみたいに甘過ぎず炭酸が効いててひと息に読み干すには惜しい味わいがある…続きを読む

縦縞様に手を合わせ深く頭を垂れながらこのレビューを書いている。私にとっては非常に参考になると同時に心の拠り所となってくれているエッセイである。 しかも、どこから読んでもかまわないと…続きを読む

読み始めるやいなや暗い森とか鳥の鳴き声とか話しかけてくるあいつとか当時の時代背景とか総合してひたひたと怖い

作者さんが登場人物たちを愛しているのが伝わるし、内容はいわゆる吸血鬼とかゾンビとか食人鬼退治なのだけれど主人公の語りが粋でワクワクする。アメリカの映画かテレビドラマのような躍動感と…続きを読む

全部音読しました。文章がとても心地よいです。 京都の夏の風物詩が物語とうまくマッチしていて、悲しいけれど希望の光に満ちた美しい作品です。 舞台が京都だからこそ、お盆という、故人を偲…続きを読む

BLの王道を行く作品だと私は思います。かつてのBL雑誌『JUNE』の掲載作品を彷彿とさせます。 抗えない理不尽に対して、想い合う二人が互いを心の拠り所としながら支え合い、耐え忍んで…続きを読む

コンビニエンスストアで売っているチキンが重要な物語です。おいしいですよね、コンビニのチキン。一人で飲み物と共に流し込むよりは、二人で食べれば尚更おいしい。そんな当たり前のことをこん…続きを読む