胸を揺さぶられました。カクヨムに登録なさっている皆様には失礼を承知で書きますが、このサイトでここまで琴線に触れる作品を私は他に知りません。諏訪野様の真骨頂です。情景描写が脳内で映像化されます。それだけじゃなくて感覚にも訴えてきます。ティアナやダニエル、サーシャがまるで生きて目の前にいるようでした。ティアナとサーシャの気高さが眩しいです。
ダニエルとティアナは、公女を名乗る女の子と出会います。彼女は、何かとダニエルに厳しく当たります。従者もおらず一人。お姫様のはずがない、と思っていたら・・・会話や出来事が生き生きと描写されて、情景が目に浮かぶようです。ティアナの「珠言」が何を救うのか、ぜひその目でご覧ください。エピローグのもどかしさも、素敵です。