キャサリンもステファニーもいらない……かもしれません。何のことかわからない?
いい年した暑苦しいおっさん虎太郎と、二十歳のどこか抜けている雪緒ンナ。季節とともに去りゆく笑顔――暑い夏に切ない冷たさを同居させたコメディ調の恋物語です。軽妙な掛け合いと相性のいい心の声は、作者様の筆捌きの為せる技なのか。秘めやかな恋心を内包したひと夏の思い出は、また違った形で私たちに出会いを提示してくれるでしょう。また夏の季節にめぐり会える――そんな希望を抱かせるコメディ小説です。
緩急の妙で、何となく読んでいると不意を突かれます。褒めてます。
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タイトルとブッ飛んだサブタイトル、序盤の描写に捉われず、ぜひ最後まで読んでください。絶対にガッカリはさせません、ちゃんと夏を迎え討てます。 大事なことですから、もう一度言います。 タイトルとブッ飛んだサブタイトル、序盤の描写に捉われず、ぜひ最後まで読んでください。絶対にガッカリはさせません、ちゃんと夏を迎え討てます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(308文字)