カクヨムについて語ったエッセイはいろいろありますが、これは同人活動、自分の創作スタイル、自主企画など、話題が豊富で楽しいです。作者さまはオメガバース、両性具有であるがゆえの葛藤が好きらしいので、そういうニッチジャンルを好む人には特にオススメ!
二次創作から一次創作へ〜にて、『読み手に共通データがある』と仰っていたところで脳が揺れるほど首を縦に振ってしまいました。たぶん“ナーロッパ”は読者の自衛(カロリー節約)の為に、生まれるべくして生まれてきたんだろうなぁ。そこ以外にも、怖さなどが等身大の言葉で綴られていて、振りすぎた首が縦に千切れました。同じ悩みが自分だけじゃないと思える、素敵なエッセイだと思います。
縦縞様に手を合わせ深く頭を垂れながらこのレビューを書いている。私にとっては非常に参考になると同時に心の拠り所となってくれているエッセイである。しかも、どこから読んでもかまわないという太っ腹なところがたまらなくありがたい。このエッセイから、常日頃から創作しているうちに心に浮かび、自ら見過ごしてしまうような些細な疑問や直感をすくい上げて文章にすることの重要さに、改めて私は気づいた。