平安時代の知識などないに等しい私でも知っている、陰陽師、安倍晴明。
と言っても、知っているのは映画や漫画で得た知識で、美青年が物怪相手に、魔法の如き派手な術で立ち向かう類のもの。
楽しいけれど、これってファンタジーでは??と思っていました。
しかし、この物語に存在するのは、真実「生きた人間」である安倍晴明。
彼が活躍したのは中年以降だというのだから、まず驚き。
物怪など幻想だと言い切る姿に、更に驚き。
地味とも言える陰陽師の仕事と日々の生活、チラリと見える出世欲。
きっと実際にこういうおじさんだったのだろうなぁ…と納得の人物像。
私のように歴史に疎くても、物語の中にサラリと差し込まれる説明で、全く困惑することなく読み進められるところもこの物語の魅力です。
さあ、あなたも、生きた安倍晴明の姿をご覧あれ。
気がつけば、どこかじっとりとした平安の空気を感じているはず。
おすすめです!
みなさまご存知、小野篁シリーズ。
人気作のこのシリーズに加え、新しい平安物語が新登場!それはなんと、言わずと知れたあの大陰陽師・安倍晴明!
これは、平安怪異ミステリーであり、晴明の生き様・活躍を描く物語です。
小野篁シリーズを読まれた方は周知のとおり、一連の作風は、もはや伝説と化した歴史人物を、怪異現象を交えながら、当時に生きた一人の人間として描き上げているのが特徴です。平安の都の人々は実に個性豊かで、みやびを思わせる描写は大河ドラマにも匹敵するでしょう。
その作風でもっての、新説SEIMEI。
しょっぱなから、晴明の「おっさん感」が溢れ出ていて心一発にしてわしづかみにされました。油断してると、その魅力にズブズブと沼りそうです。
平安に生きた一人の男、晴明。その素顔が今、明かされます。
みなさま、ブクマ必須ですよ!
さあさ、お立ち会い。
寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
ここにおいでの安倍晴明、そんじょそこらのトキメキ浮世離れの安倍晴明なんかじゃあないよ?
この晴明、なんとも人間くさいというか、リアルに近い。だって史実通りに40をこえた晴明なんだから、どうにも新しい解像度。まさにこいつは大人のための晴明だ!
当時の情報戦をその家人の差配で闘った実際の陰陽師におそらく近い、都を騒がす怪異から、その真実をあばく見たこともない晴明だ!
俗物か、聖人か。異能力者か、ペテン師か。
はたまた、アイゼンハワーとジョン・F・ケネディを陰で支えた第5代アメリカ中央情報局(CIA)長官、アレン・ウェルシュ・ダレスがごとき、ひと癖ふた癖みクセある諜報員たちを束ねあげる稀代のスパイの大親玉か!?……
……ただし、連載まだ三回。中に入っているのは他でもないこれからの物語だ。オイラの見立てが間違ってたら御免なさいよ?
そんなことはおいといて、
ほら、今夜は雨だがゴールデンウイークとくれば特別だ。
中をよおくお見せするから、リンク先をめくって、とくとご覧あれ。今夜は出血大サービスだ!
『SEIMEI 〜星を詠みし者〜』大隈スミヲ先生の、その晴明が見あげた星とは誰なのか!?
さあさ、まだ三話目だ。さらっと味見にゃもってこい!
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期待をこめて星三つのレヴューだぜい!